映像業界に入った時はテレビ番組の制作のみを行っていました。
それこそADからスタートし、多くのテレビ番組のディレクター業務を行いました。
今では、テレビ番組制作と並行して、企業のYouTubeチャンネル制作や、プロモーションビデオ制作のディレクションも行います。自分の強みは、シンプルに映像においてあらゆる領域の経験値が深いという事に尽きると思っています。
スマホで映画が撮れるぐらい映像技術は日々進歩していますが、結局、面白い映像を企画撮影するのはどこまでいっても「人」です。
そしてそれを実現するためには、最後は経験がモノを言うと思っています。

テレビ番組でもYouTubeでも、企画・撮影・編集全ての工程で私の頭の中で考えている事はいつも変わりません。
それは「視聴者がどう思うか」その１点です。私は多くの芸人さんともお仕事をさせていただいていますが、彼らがなぜ人を笑わせる事ができるのか？勿論彼らの人間性や技術という点もあると思いますが、売れている芸人さんほど「視聴者がどう思うか」をいついかなる時も誰よりも考え抜いています。
映像を通して人を動かす為に、勿論、技術は必要不可欠です。ただ、それ以上に、視聴者目線をいつも忘れない事が絶対的な条件となると私は考えます。視てくれているのが、感情を持った人間である以上、動画を使った打開策は必ずあると思っています。

もちろん、動画制作の目的をしっかりと理解することも、大切なことであり、成功への第一歩です。
クリエイターとして独りよがりにならず、視聴者やクライアントの期待に応えるために、どのような演出が適切か、どのような編集が目的達成に繋がるかを常に考え、試行錯誤を繰り返すことが求められます。
そして、このプロセスこそ、クリエイターとしての真の楽しみであり、創造力を最大限に発揮できる瞬間なのです。

私が特に印象に残っているお仕事は３つあります。
まず１つめは、私が制作担当した通販番組で１日１億円以上の売上を叩き出せた事です。この数値結果も嬉しかったのですが、この番組では、生活者が思わず欲しくなるような演出を意図をもっていくつか仕掛けており、それらが功を奏した事が何より嬉しかったです。

２つめは、あるYouTubeチャンネルの運用代行をした際に、２年で登録者数が約20倍増加した事です。多くの困難はありましたが、１つ１つの課題に向き合ってクリアできた結果でした。

３つめは、某ホテルの施設紹介動画を制作し、ＳＮＳを使って拡散するところまで実行し、結果として来場者数が前年度比で150％増まで貢献出来た事です。