TikTokの分析方法を目的別に解説！重要指標5つも紹介
TikTokを運用していて、フォロワーが増えない、集客ができない、といった悩みを抱える方は多いのではないでしょうか。
TikTokでの悩みはそれぞれありますが、悩みに応じてTikTokの分析方法を知ることが大切です。そんな、TikTokを分析するうえで、すぐにできる具体的な方法をご紹介します。
TikTokの分析にはまずプロアカウントへの移行が必要
TikTokのアカウントや投稿の分析を行うにあたって必要になるのが、プロアカウントへの移行です。プロアカウントへ移行することによって、インサイトの確認ができるようになります。
インサイトでは主に「動画再生数」「プロフィール表示回数」「視聴回数」「フォロワー数」の数値を確認することが可能です。
プロアカウントではさらに「合計再生時間」「合計視聴時間」「平均視聴時間」「ユーザーの所在地」をインサイトで確認できます。より詳細な数値データを取りたい場合には、TikTokのプロアカウントへの移行が必要です。
プロアカウントへの移行は以下の手順。
- 設定とプライバシーを開く
- アカウント管理選択
- ビジネスアカウントに切り替えるを選択
- カテゴリーを選択
以上でプロアカウントへの移行は完了です。
TikTokの分析に重要な指標5つ
TikTokの分析をする上で重要な指標があることはご存じでしょうか。
重要な指標は以下の通りです。
● フォロワー数
● 視聴者が住んでいる地域
● 動画の合計視聴回数
● 動画の平均視聴時間
● 視聴完了率
それでは、詳しくみていきましょう。
フォロワー数
フォロワー数は、自分のアカウントがどれくらいの人にフォローされているのかを表した指標になります。この指標を確認するべき理由は、「レコメンドに表示される可能性が高い」からです。
TikTokでは、レコメンドに表示されることによって、多くのユーザーに視聴される可能性があります。このときに、フォローしている投稿者のアカウントから配信された投稿はフォロー欄だけでなく、レコメンドに表示されることが多いです。
そのため、多くのユーザーに対して自分の投稿した動画をみてもらうことが目的の場合は、レコメンドへの表示頻度を表した指標を使用することが大切になります。多くのユーザーにみられることにより、知名度も上げる効果があるので、後にTikTokから収益を得たい方には有効です。
視聴者が住んでいる地域
動画視聴者の所在地分析は、TikTokに投稿した動画がどの地域で多くのユーザーにみられているのかを表した指標です。
所在地分析は、集客ツールを利用する際に重要になります。実店舗を持つ会社や施設が実際に来客へ誘導することが可能です。注意したいのは、実際に訪れてほしい店舗や施設から離れた地域のユーザーに対して動画を配信しても、その実店舗や施設への来店を目的としている場合は効果をあげることが難しくなります。
動画の合計視聴回数
動画の合計視聴回数は、投稿した動画ごとの視聴回数を表した指標です。視聴回数を確認すべき理由は、視聴回数を確認することでどのような動画が人気で、どんな動画がチャンネルのファンにリーチするのか傾向を確認可能なことと、コンバージョン率の確認ができます。
人気の動画の特徴を知ることで、動画の方向性が定まるため合計視聴回数の指標を用いることは重要です。
動画の平均視聴時間
動画の平均視聴時間は、ひとつの動画をどれだけの時間をみてもらえたかを確認できる指標です。動画の平均視聴時間を確認すべき理由は、平均視聴時間が長い動画ほどTikTokユーザーのレコメンドに表示される可能性が高いことと、ユーザーへの印象の強弱を示しています。
TikTokの場合、レコメンドに表示されるときの基準の一つとして、「平均視聴時間の長さ」があると考えられているのです。平均視聴時間は、レコメンドに表示されるだけでなくTikTokのアルゴリズムの認知にも関わってきます。動画の印象が強ければ視聴時間は長く、印象が弱ければ視聴時間は短くなるため、ユーザーへの影響の強弱を分析をすることが可能です。
視聴完了率
動画を最後まで視聴することも重要な指標です。TikTokでは、投稿した動画が最後までみられるかで人気の投稿か判断することがあります。
最後まで動画をみるということは、自然と動画の視聴時間を伸ばすことが可能です。
投稿した動画に対する視聴者の興味関心度を分析するときは、動画を最後まで視聴した人の割合が重要な指標となります。もし、最後まで見られていない場合は、動画の冒頭や全体の投稿内容を改善する必要がありそうです。
目的別TikTok分析方法
TikTokには目的に応じての分析方法があります。
例えば以下のような目的です。
● 集客や来店が目的
● 認知獲得が目的の場合
● 自社ブランドのイメージアップが目的の場合
それぞれについて詳しくみていきましょう。
集客や来店が目的の場合
TikTokにおいて、集客や来店が目的の場合は、視聴ユーザーが住んでいる地域に着目する必要があります。実店舗へ誘導をしたいと思っていても、実店舗から遠い地域のユーザーへ向けて動画を投稿しても誘導へ結びつけることは難しいです。
しかし、実店舗の近くのユーザーを狙って動画を投稿することで誘導できる可能性は高くなります。
集客や来店が目的でTikTokを活用する場合は、視聴ユーザーがどの地域に住んでいるか確認することが必要です。
認知獲得が目的の場合
TikTokで認知獲得をする場合は「フォロワー数」「動画の平均視聴回数」に着目する必要があります。認知させるということは、まだ知られていないユーザーに対してアプローチすることが必要です。認知されていないユーザーにアプローチする方法は、レコメンドに表示させることが必要になります。
レコメンドに表示させるには、動画の平均視聴回数を上げ人気ユーザーだとTikTokのアルゴリズムに認知させることが必要です。投稿した動画が拡散されることによって、認知されフォローへとなり人気アカウントへと変わっていきます。
自社ブランドのイメージアップが目的の場合
TikTokで自社ブランドのイメージアップを目的としているアカウントは「平均視聴回数」「合計視聴回数」を意識する必要があります。平均視聴回数と平均視聴時間を上げることによって、レコメンドに表示され人気アカウントだと認知されます。
イメージアップをするためには、「認知してもらう」「評価してもらう」ことが必要不可欠です。視聴する回数、時間が増えると自然と評価は上がりやすいので、イメージアップが目的の場合は、平均視聴回数、合計視聴時間を意識しましょう。
TikTokの分析に役立つツール
TikTokを運用するうえで欠かせないのが、分析ツールです。
分析ツールは、具体的な数値化だけでなく、時間を短縮することが可能になります。
分析ツールを使用して、時間を有効活用しましょう。
TikTok通
TikTok通とは、2021年8月に開設されたTikTok分析ツールです。フォロワー数やいいね数など基本情報の分析だけでなく、TikTokのユーザーランキングやニュース記事にも目を通すことができるため、常に最新情報をキャッチすることができます。
「フォロワー数ランキング」「いいね数ランキング」「動画投稿数ランキング」「ジャンル別ランキング」を一度に分析できるため、TikTokユーザーは活用していることが多いです。
Exolyt
Exolytは、「フォロワー数」「総エンゲージメント」「コメント数」「平均いいね」の分析を行うことができます。
自分が投稿した動画のインプレッションだけでなく、他のアカウントや企業のインプレッションまで確認することができるツールです。
他アカウントと比較することができるため、自分はどのくらいのインプレッションがあり、何が必要で何をしなければいけないのか、明確に決めることができます。
Tofu Analytics
Tofu Analyticsは、最先端の技術を取り入れたTikTok分析ツールです。大手企業からフリーランスまで幅広いクライアントから指示されており、広告代理店での導入実績もあります。
最大の特徴は、TikTok以外のSNS分析も同時に行うことができる点です。
TikTokでアカウント分析を行い、TikTokユーザーを他のSNS媒体に誘導して知名度を上げたいと考えている方などに特におすすめのTikTok分析ツールとなっています。
指標を理解して目的に合わせた分析をしよう
TikTokの分析には、通常のアカウントからプロアカウントへの移行が必要になります。プロアカウントへの移行を行った後は、自分の明確な目的を決めることが大切です。目的を決めることによって、どの指標を理解してどの分析ツールを活用するか決めることができます。
目的を決めずに探るのではなく、明確に決めることで時間短縮をすることもできるので、目的に合わせた分析を行いましょう。