採用強化したいなら、この4つをやらないと絶対に無理!
こんにちは
朝日放送コンテンツマーケターの藤田謙太郎です。
今回は「採用強化したいなら、これをやらないと絶対に無理!」という内容をお伝えします。
最近、当社には採用を強化したいという相談が数多く寄せられます。
そのご相談を受ける中で、私が気付いた事が1つあります。
それは「世の中の多くの企業は、採用強化で絶対にこれをやらないとダメという内容をそもそも知らないのではないか?」というものです。
これは特定の広告枠を売りつける話でもなければ、怪しいコンサル商材を売りつける話でもありません。
多分、今からお伝えするお話は、読んでいただくと「空は青い」ぐらいめちゃくちゃ当たり前の話なのです。
ただ、その当たり前の話に気付いていない企業の方がほとんどだったりします。その理由は明白です。採用に関連して様々な業者さんが自社の商材を売りたいがために営業活動を展開し、採用ご担当者がそれらを受ける中で本質的に何が大切なのかを見失ってしまうのです。
前置きが長くなりましたが、今からお話する内容の肝は「ターゲットである大学生や第二新卒者はどういう人々か?」をきちんと考えるという事です。これを考えると必然的にやるべき事は明白になります。
やらないと無理なポイント1:SNSでの広告
採用活動で大切なのは、まず最初にターゲットに「気づいてもらう事」です。
そのために必要なのは、ターゲットが普段最も見ているところに告知を出す、シンプルにこれしかないです。
大手就職・転職サイトに求人掲出するという事も大切ですが、そこでは多くの企業がしのぎを削っています。
上記サイト以外でしっかりと気付いてもらうためには、彼らの生活導線上に告知を出す事が最も合理的です。
総務省等の多くの調査結果を見ていただくとすぐに分かりますが、大学生や第二新卒の20代の人々が普段最も触れているのはインターネットです。またインターネットで何をしているかというと、最も接触頻度が高いのはSNSというデータが出ています。ここまではっきりデータが出ているのであれば、SNSに告知を出すという事を否定する理由を探す方が難しいと思います。
「まずはSNSに採用告知を出す事が最も合理的」 押さえないといけないのは、まずはコレです。
SNSと言うと自社でアカウント運用をして自社の投稿物を発信して・・・・・と勘違いされる企業も多いですが、ここでいう告知というのは「SNS上での広告」という意味です。
理由なシンプルです。通常の投稿物では、単に投稿しただけではターゲットに十分リーチしないためです。広告を使うと細かいターゲティングを実施し、自社が見せたい人に対して採用告知を見せる事ができます。
どのSNSが良いのか? 当社の答えは「複数のSNSでブレンドが必要」です。YouTube、TikTok、Instagram、Xなど、ターゲットに応じて当社のようなプロが出稿先をブレンドする事が最も合理的にリーチできます。
「このターゲットには、このSNSがベスト」というネット記事もあるかと思いますが、あれは単に利用者の属性という単一面からそう書いているだけのお話で、当社はこういったSNS広告運用を数多くやってきましたが、ブレンドする事が最も効果が高いという事を経験上、知っています。
やらないと無理なポイント2:クリックさせる動画広告
「いや、WEBで採用広告は以前出してたんだけどさ、あれ、効果が無かったからやめたんだよ」
こう仰る採用担当の方に、過去出されていた広告クリエイティブを見せてもらうと、大体、私はこう伝えます。
「このクリエイティブだと、1,000万円出稿しても無駄打ちに終わります」と。
クリエイティブの質が悪いわけじゃないのです。
外部のプロクリエイターが作ったと思われる、キレイな整ったバナーであったり動画です。
なぜ、ダメだったのか?
答えはシンプルです。
内容が「自社のPRしたい事」に偏重しているためです。
「え?採用告知って、自社の良いところをPRするもんじゃないの?」とよく質問を受けます。
その答えはYESです、しかし、それ(自社のPRしたい内容の告知)を最初にやっちゃダメなんです。
これは、恋愛で、街ゆく人で気になった人に片っ端から告白しているような行為に等しいです。
まだ早いのです。
当たり前の話ですが、相手は四六時中、自分の就職や転職の事を考えているわけではないです。ボーっと今日友達に言われた一言を思い出しているかもしれません。ボーっと「この日のバイトのシフト、誰か変わってくんねぇかな」と考えているかもしれません。そういう人にいきなり「ウチの福利厚生は・・・・・・」とか、会社名をバンバン連呼した動画広告を打ったところで、一瞬でスルーの餌食になります。
というより、視界には入ってはいるものの、“ターゲットには見えていない広告”なんです。
当社が広告のインプレッション(表示回数)をほとんど重要視しない理由もここにあります。
上記のようなパターンで目の前の通り過ぎた広告、皆さんは果たして覚えているでしょうか?
広告が100回表示されたからといって「100リーチしました!」とカウントするのって、多分違いますよね。
本当にリーチしたかどうかは、究極にはその人がクリックしたかどうかでしか分からない、それが当社の持論です。
お話を戻しますが、採用広告で最初に出さないといけないのは「社名」でも「自社のPR点」でもありません。
詳しくは当社ノウハウになるので書けませんが、少しヒントをお出しすると、ターゲットの考えている「こうなりたい」という理想や「こうなりたくない」という恐怖心、そういう彼らの普段の気持ちを刺す広告を創る事が重要になります。そういう広告を創ると面白いように彼らは広告に気付き、「もっと知りたい!」と思ってクリックをしてくれます。クリックをすると採用サイトまで来てくれますのでより詳しい情報を伝える事ができます。
やらないと無理なポイント3:会社のラフな姿(本音の姿)を見せる
突然ですが、他者の採用サイト、ご覧になった事ありますでしょうか?
皆さんが転職するつもりで、試しにいくつかの採用サイトを見てみて下さい。
ある事に気付くと思います。
それは、「どこも似たようなキレイな内容が書かれているけど、もっとぶっちゃけた姿は分からない」です。
特に最近の大学生や20代は、ここらへんの“キレイ事”がビックリするぐらい刺さりません。
いくらしっかり作り込んだ採用サイトを創っても、そこに「明日を目指して、夢を追いかける企業です」みたいないかにも言わされた感全開の社員インタビューが掲載されていても、心が1ミリも動かないのです。
彼ら(彼女ら)が知りたいのは、もっともっと“本音”です。
「ぶっちゃけ、この会社ってどうなんだろう?」
上記の問いにしっかり答えてあげないと、ターゲットはエントリーというアクションを起こしてくれません。
どの企業もこの問いから逃げて、キレイな部分だけを見せて誘導しようとしていて失敗しています。
では、本当に会社の悪い面も含めてさらけ出さないといけないのか?というと違います。
採用サイトよりももう少しくだけたラフな姿や、社員の皆さんが台本ではなく自分の言葉で喋っている動画を見てもらうだけでも、ターゲットの上記問いに答える事は可能です。
採用サイトでそういう動画は出せない、という企業も多いと思いますので、当社がオススメしているのは「公式YouTubeにそういった動画を複数格納し、リンクで誘導する」です。
このラフな姿を撮影した本音動画は、会社として言って欲しい事とそうじゃない事を見極めて絶妙な塩梅に仕上げる事が難しいですが、当社はそれが得意です。
こういった動画を公式YouTubeに複数格納しておくだけで、御社の採用活動は間違いなく後押しされます。
やらないと無理なポイント4:採用サイト(ページ)をきちんと創る
“きちんと”というのは、キレイにという意味ではありません。
御社に少しでも興味を持って訪れたターゲットが、その訪問で思わずエントリーをしてしまう、そんな構成や仕掛けが採用サイトに施されているか?という事です。
採用サイト制作は通常のWebサイト制作とは全く違う競技です。
気にしないといけないポイントが実は全然違うのです。
なので、Webサイトを創る延長線上で採用サイトを創ると、せっかく来てくれた人のエントリーを取り逃します。
当社はこの採用サイトのコンサルティングが得意です。
多くは当社のノウハウになるので開示できませんが、1つだけお伝えすると、社名が有名ではない企業であればあるほど、採用サイトの最初から「とにかく認知が大事だ!」と必要以上に社名をいろんなところに記載して押し出そうとします。下手したらいきなり代表の挨拶とか沿革とかとにかく「自社を知ってもらおう」という構成にしがちです。
ただ、考えてもみて下さい。ふらっと適当に入った服屋さんで店員さんにマンマークされていきなり商品をPRされまくる。さっき書いた事は、やっていることは実はこれと同じなんです。
理想的なのは、ふらっと適当に入った服屋さんで、お客さんが“自分の意志で”いろんな服を選んでいるうちに、気づいたらレジに来てお会計をしてしまっていた。
採用サイトは本来、そうならないといけないものだと当社は考えます。
採用に関しては、上記の4つのポイントを押さえないとこれからはもっと厳しくなってくると思います。