YouTubeプレミア公開とは?通常投稿・ライブ配信との違いやメリットを徹底解説

YouTubeにはプレミア公開の機能がありますが、通常の動画やライブ配信と何が違うのか疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
YouTubeプレミア公開は、編集された動画をライブのような熱量で届けられる機能です。
「生放送での放送事故は怖いけれど、新商品発表などでイベント感を演出したい」など、マーケティングの悩みを効果的に解決してくれます。
本記事ではYouTubeプレミア公開とは何かについて通常動画との違いやメリット、やり方なども詳しく解説します。
YouTubeプレミア公開を活用し、チャンネル登録者数の増加など運用上の成果向上に結びつけましょう。
YouTubeプレミア公開とは?無料・有料などの仕組みも解説
YouTubeプレミア公開とは、動画を指定した日時に公開して投稿者と視聴者がリアルタイムでチャットしながら同時視聴できる機能です。
YouTubeのプレミア公開機能そのものは無料で利用でき、企業アカウントであっても追加料金は発生しません。
ただし、視聴者からの投げ銭機能であるスーパーチャットやスーパーステッカーを利用して収益化を図る場合は注意が必要です。
収益化を図る場合は、YouTubeパートナープログラム(チャンネル登録者数1,000人以上など)の要件を満たす必要があります。
なお、YouTubeプレミア公開の基本情報をまとめると以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
| 利用料金 | 無料 |
| 対象デバイス | PC、スマートフォン、タブレット等すべてのデバイス |
| 画質制限 | 1080pを超える動画(4Kなど)には非対応 |
このように画質等の制約はあるものの、公開の瞬間を共有して視聴者の期待感を高められる点はプレミア公開の大きな強みです。
通常動画・ライブ配信とは何が違う?
YouTubeプレミア公開と通常動画・ライブ配信との違いをまとめると、以下のとおりです。
| 機能 | 通常の動画投稿 | プレミア公開 | ライブ配信 |
| 動画の内容 | 編集済み動画 | 編集済み動画 | リアルタイム撮影 |
| チャット | コメント欄のみ | リアルタイムチャット | リアルタイムチャット |
| 早送り | 可能 | 不可(公開中) | 不可 |
| 巻き戻し | 可能 | 可能 | 可能 |
| 放送事故のリスク | なし | なし | あり |
| アーカイブ | – | 自動で通常動画へ移行 | 12時間以内なら自動保存 |
特に、企業でアカウント運用する際に押さえておきたい違いは編集の可否とトラブルのリスクです。
YouTubeプレミア公開は作り込まれた動画をライブ配信の熱量で届けられる、ライブ配信と通常動画のいいとこ取りの機能と言えます。
YouTubeプレミア公開の視聴者側のメリット
YouTubeプレミア公開の視聴者側のメリットは、主に以下の2点です。
- リアルタイム視聴でイベント感と交流を楽しめる
- 見逃しても通常の動画としてあとから見られる
つまり、ライブ配信ならではの一体感と自分のペースで視聴できる利便性を兼ね備えているのがプレミア公開の特徴です。
メリット①:リアルタイム視聴でイベント感と交流を楽しめる
プレミア公開では動画開始前に約2分間のカウントダウンが流れるため、映画公開初日のようなワクワク感を演出できます。
また、視聴者はチャット機能を使って、感想をリアルタイムに投稿し合える点も大きな特徴です。
通常の動画投稿では個人のみでの視聴体験になりがちですが、プレミア公開では他のユーザーと一緒に視聴できる体験が生まれます。
そのため、プレミア公開によってファン同士のコミュニティ形成が促進される点もメリットです。
メリット②:見逃しても通常の動画としてあとから見られる
見逃しても通常動画としてあとから見られるため、「指定時刻に間に合わなかったら見られない」などのリスクがない点もメリットです。
プレミア公開が終了すると動画は自動的に通常のアップロード動画としてアーカイブされ、URLも変わりません。
また、公開中に盛り上がったチャットの内容もリプレイとして保存されるため、あとから視聴したユーザーも当日の熱量を感じられます。
企業がYouTubeプレミア公開を活用する3つのメリット
企業がYouTubeプレミア公開を活用するメリットとして、以下の3つが挙げられます。
- 公開前の通知で初動アクセスを最大化できる
- スーパーチャットによる収益が期待できる
- トラブルのリスクなくライブ感を演出できる
特に、失敗が許されない企業プロモーションにおいてクオリティを担保しながらライブの熱狂を作れる点は大きな魅力です。
なお、企業がYouTubeチャンネルを運用するポイントについては、「【業界別】YouTubeで企業が動画を投稿しチャンネルを成功させる方法」で解説しています。
YouTubeチャンネルの運用を効果的に行いたい企業は、ぜひチェックしてください。
メリット①:公開前の通知で初動アクセスを最大化できる
企業がYouTubeプレミア公開を活用するメリットは、公開前の通知で初動アクセスを最大化できる点です。
通常の動画投稿と異なり、プレミア公開を設定すると公開前に視聴ページが生成されます。
そのため、プレミア公開の数日前からSNSやメルマガで動画URLを告知できます。
また、視聴者が「通知する」ボタンを押しておけば、公開直前にプッシュ通知が届くため見逃しを防止できる点も魅力です。
YouTubeのアルゴリズムでは公開直後の初動パフォーマンスが重視されるため、ユーザーを事前に集められるプレミア公開は運用上でも有利です。
なお、YouTubeのアルゴリズムに関しては「YouTubeアルゴリズムを解説!これが動画再生回数アップのカギ!」でも詳しく解説しています。
YouTubeのアルゴリズムを詳しく把握したい方は、ぜひチェックしてください。
参考:YouTubeのパフォーマンスに関するよくある質問とトラブルシューティング|YouTube
メリット②:スーパーチャットによる収益が期待できる
条件を満たしたチャンネルであれば、プレミア公開中にスーパーチャットを受け取れ、収益が期待できる点もメリットです。
ただし、企業チャンネルの場合は直接的な収益よりもファンの熱量を可視化できる点に意味があります。
プレミア公開内でスーパーチャットが飛び交う様子は、「企業が多くのユーザーから支持されている」と他の視聴者に対して信頼感を与えられます。
メリット③:トラブルのリスクなくライブ感を演出できる
ライブ配信で起きるトラブルのリスクなくライブ感を演出できる点も、YouTubeプレミア公開のメリットです。
ライブ配信では、機材トラブルによる配信停止や出演者の失言などの放送事故が起きるリスクがあります。
プレミア公開は事前に編集・検品を完了した動画を流すため、このようなライブ配信特有の放送事故が起きるリスクはゼロです。
コンプライアンス・表現のチェックが厳しい企業や絶対に失敗できない新CM発表などのシーンで、プレミア公開は有効活用できます。
企業におすすめのYouTubeプレミア公開活用シーン4選
企業におすすめのYouTubeプレミア公開を活用するシーンとして、以下の4つが挙げられます。
- 新商品・新サービスのリリース発表
- ミュージックビデオやブランドムービー
- ウェビナーや過去イベントの再放送
- 重大発表や特別企画のフィナーレ
日常的な投稿ではなく、上記のようなイベント性が必要なシーンでプレミア公開は効果を発揮します。
シーン①:新商品・新サービスのリリース発表
企業において最も王道なYouTubeプレミア公開の使い方が、新情報の解禁です。
プレスリリースの配信時間に合わせてカウントダウンと共に商品紹介動画をプレミア公開すれば、SNSでのバズを生み出しやすくなります。
シーン②:ミュージックビデオやブランドムービー
ミュージックビデオやブランドムービーなど映像美や世界観を重視するコンテンツは、高画質でアップロードできるプレミア公開が適しています。
ファンと一緒に初公開の瞬間を共有する体験は、ブランドロイヤリティの向上に直結します。
シーン③:ウェビナーや過去イベントの再放送
企業でプレミア公開を活用するのに有効なのが、過去に行ったウェビナーの録画映像を日時指定して公開する手法です。
疑似ライブとして配信すれば、アーカイブ動画としておいておくだけよりも視聴率が高まり、チャット欄での質疑応答も可能になります。
シーン④:重大発表や特別企画のフィナーレ
「〇〇万人記念」や「シリーズ動画の最終回」など、ファンが固唾を呑んで見守るようなコンテンツもプレミア公開と相性は抜群です。
プレミア公開でのチャットの一体感が最高潮に達し、スーパーチャット等のエンゲージメントも活発化します。
YouTubeプレミア公開のやり方・設定手順
YouTubeプレミア公開のやり方・設定手順を、以下2つのパターンにわけて紹介します。
- アップロード時にスケジュール設定を選んでプレミア公開を予約する
- カウントダウンのテーマや期間を調整して演出を最適化する
複雑な設定は一切なく、いつものアップロード手順に数クリック加えるだけで簡単に完了します。
手順①:アップロード時にスケジュール設定を選んでプレミア公開を予約する
PC版のYouTube Studioでスケジュール設定してプレミア公開を予約する手順は、以下のとおりです。
- 画面上部の「作成」→「動画をアップロード」をクリックし、ファイルを選択
- アップロードする動画を選択して動画の詳細を入力
- 「公開設定」タブにて、「スケジュールを設定」を選択
- 公開したい日付と時刻を入力
- 「プレミア公開として設定する」のチェックボックスをオンにする
最後に、「スケジュールを設定」を押せばプレミア公開の予約は完了です。
手順②:カウントダウンのテーマや期間を調整して演出を最適化する
続いて、カウントダウンのテーマや期間を調整してプレミア公開の演出を最適化する方法を解説します。
手順①の画面で「プレミア公開を設定する」にチェックを入れると、「プレミア公開を設定」のリンクが表示されます。
上記のリンクからプレミア公開の演出をカスタマイズできる仕様で、具体的に調整できる項目は以下のとおりです。
| 設定項目 | 内容・詳細 |
| カウントダウンのテーマ | 動画の雰囲気に合わせて多様なテーマを選択可能 |
| カウントダウンの長さ | 1分〜5分の間で設定可能 |
なお、カウントダウンの長さに関しては視聴者の待機時間を考慮し、1分~2分が離脱を防ぐ最適な長さとされています。
視聴者からうざいと思われないYouTubeプレミア公開のポイント
視聴者からうざいと思われないYouTubeプレミア公開のポイントは、以下の2つです。
- 通知の頻度と公開タイミングに注意する
- チャットへの公式参加で盛り上げる
一方的な発信ではなく、ファンと同じ時間を共有し楽しむ姿勢が大切です。
ポイント①:通知の頻度と公開タイミングに注意する
プレミア公開を設定する際は、通知の頻度と公開タイミングに注意しましょう。
プレミア公開を設定すると、チャンネル登録者に対して「公開30分前」「公開開始時」と複数回の通知が飛びます。
プレミア公開を利用する際は、頻度と公開タイミングに関して以下のポイントを意識しましょう。
| 注意点 | 具体的な対策と理由 |
| 1日複数回は避ける | 1日に何本も行うと、通知が鳴り止まず登録解除の原因になるため、週1回などに絞って利用する |
| 深夜・早朝を避ける | 通知がユーザーの迷惑にならないよう配慮が必要で、19時〜22時など多くの人が動画を視聴している時間帯を狙うのがおすすめ |
プレミア公開の特別感を損なわないよう、視聴者が最もリラックスして視聴できるタイミングを見極めましょう。
ポイント②:チャットへの公式参加で盛り上げる
プレミア公開時は、企業がリアルタイムでチャットに参加して盛り上げられるようにしましょう。
くれぐれも動画を流しっぱなしにして、企業担当者が不在の状態は避けてください。
具体的には、以下のような文言・情報をプレミア公開のチャット欄に記入するのがおすすめです。
| チャット活用法 | 具体的な内容 |
| 開始前の挨拶 | 「こんばんは!担当の〇〇です。今日は重大発表があります!」などと投稿し、待機中から場を盛り上げる |
| 補足情報の提供 | 動画内の専門用語の解説や関連URLをリアルタイムでチャットに投稿し、視聴体験をサポートする |
担当者がチャットに参加してユーザーと同じ目線で楽しむ姿勢を見せれば、親近感を生み出せます。
まとめ:YouTubeプレミア公開を活用してファンとのエンゲージメントを高めよう
YouTubeプレミア公開とは、編集済みの高品質な動画をライブ配信のような臨場感で公開できる無料機能です。
ライブ配信で起きうる放送事故のリスクがなく、視聴者とのリアルタイムな交流やスーパーチャットによる収益化を実現できるのが強みです。
特に、プレミア公開前の事前通知機能で通常の動画投稿に比べて初動アクセスを大きく伸ばせます。
プレミア公開の設定はアップロード時にチェックを入れるだけですが複数回通知が飛ぶため、ユーザーからうざいと思われるリスクもあります。
重要な動画に絞り、担当者自身もチャットに参加して熱量を高めるのがプレミア公開を成功させるカギです。
プレミア公開後は自動でアーカイブ保存されるため、長期的な集客資産として動画を活用しましょう。
とはいえ、機能を使いこなしてファンを定着させるには、緻密な戦略設計と継続的な運用ノウハウが欠かせません。
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