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街の歯医者が1年半でYouTube登録者2,629から10万突破!銀の盾を獲得できた理由【デジアサ支援】

歯科医院がYouTubeで成功した理由とは?

こんにちは。
朝日放送コンテンツマーケターの藤田謙太郎(ASAHIメソッド開発者)です。
ASAHIメソッドとは?はこちらをご覧ください。

今回は当社のYouTubeチャンネル支援事例をご紹介します。
愛知県一宮市にある歯科医院「前岡歯科医院」様のYouTubeチャンネルです。

歯科医院というローカルビジネスが、なぜここまでチャンネルを成長させられたのか。
その裏側を事例としてご紹介します。
以下をクリックすると該当チャンネルにリンクします。

こちらのチャンネルは2024年2月に登録者2,629名のところからご支援を開始し、その後、院長先生ご自身でも頑張られ、2025年8月に、登録者数10万人を超えました。
ちなみに本チャンネルはYouTube広告は一切使用していません。
「歯科」というコンテンツ領域を考慮してもYouTube登録者数の一般的な到達スピードとしては尋常じゃなく早いと言えます。

今回、前岡歯科医院様のYouTubeチャンネルの成功の秘訣を当社目線でお伝えします。

最初の課題:独学でのYouTube運用の限界

前岡歯科医院様は資料請求サイトから株式会社デジアサ(ASAHIメソッド)の事を知り、お問合せをいただきました。

当初は前岡院長ご自身で企画、出演、スマホ撮影、編集までされて20本ぐらい動画をアップされ、登録者数は当時の数字で2,629名。
ただ、前岡院長としてYouTubeチャンネルをここからさらにブーストさせるために、プロの知見と力添えが欲しいという事で当社に相談をいただきました。

ご相談を受けてから、私の方でまずは競合となる歯科関連チャンネルを調べました。
すると、再生回数が多い、もしくは伸びているチャンネルや動画が思いのほか多い事に気づきました。
「これは伸びる可能性がある」とその時に確信しました。

なぜか?
YouTubeで広告無しで伸ばすために重要なのは「他の動画の関連動画・オススメ動画にいかに紹介されるか?」です。そうなった際に、強力な競合動画が数多くあるという事はYouTubeというプラットフォームにおいてはかなり追い風なのです。

デジアサがまず実行した事:分析よりも「視聴ニーズ」調整

当社が最初に実行したのは、YouTubeアナリティクスを使って様々な指標を駆使して深く分析して…と言いたいところですが、そうではありません。

確かにYouTubeアナリティクスで既にアップされている動画の数値分析は行いましたが、それも、こちらの5つのKPIで見た程度で、これ以外のKPIは必要以上には分析しませんでした。意味が無いからです。
また、当社が最初に分析をそこまで必死にやらなかった理由はもう1つあります。

この手のYouTubeアナリティクス分析が本当に必要で活きて来るフェーズというのは、少なくとも登録者数が1万人以上いて、確固たる戦略でPDCAサイクルを回している段階です。これに満たない段階で分析したとしても、健康診断で言えば「全ての指標で悪いです」という結果以外の何も得られない事が多いです。

前岡歯科医院様のYouTubeチャンネル支援の初期段階で当社が力を入れたのは、分析ではなく、前岡院長の「やりたいこと」と「YouTubeの視聴者が求めている事(視聴ニーズ)」の調整作業です。
YouTubeチャンネルをやる上で「こういう事をやりたい」という想いは必要です。チャンネルを続けていく中でくじけそうになった時、この想いがある人や会社は乗り越える事ができるからです。

ただ一方で、その想いだけで突っ走っては絶対に結果は出ません。理由は、YouTubeというプラットフォームは広告を使用しない限りはYouTubeにそのコンテンツが認められ、YouTube側が多くの視聴者にウーバーイーツのように届けてくれない限り、視聴回数が増えない仕組みだからです。この動画を届ける上での重要な基準が「その動画を視たいと思っている人がどれぐらいいるか?」つまり視聴ニーズです。
視聴ニーズが無い企画をいくらやってもYouTubeでは絶対に伸びません。

なので、前岡院長の「やりたい」という軸に、当社がリサーチした「YouTube上での視聴ニーズ」という考え方も加味して、企画そのものをゼロから一緒に考え直しました。

また、デジアサがご支援に入る前、前岡院長が自ら企画撮影され、既に投稿していた20本近い動画は全て公開を差し止めました。
これは当社というより前岡院長自らの判断ですが、この決断はYouTubeのアルゴリズムという観点や新たな世界観を創るという観点からは一番最初の勇気ある1手です。なかなかできる決断ではありませんが、前岡院長がこの決断をなさったからこその10万人突破だと考えております。

成功のポイント①企画のPDCAを徹底(動画の企画段階

企画段階で注意した点は、「仮説を立てて、出た結果に伴って、都度その仮説を柔軟に変えていく」です。
YouTube関連業者さんで最近多いのが、今あるYouTube競合動画から伸びる企画を見出します!みたいなサービスや自動検索システムです。これも良い企画を考える上で正しい手段なのですが、皆さんもこういったプロセスで実際に企画をして投稿いただくと分かる事実があります。
それは「その仮説通りに伸びる企画もあれば、そうじゃない企画もある」という事です。つまり「この企画をやったら100%伸びる」という方法論はYouTubeに関しては存在しないのです。

発信する人の立ち位置、パーソナリティ、構成等全てが異なるため、当たり前と言えば当たり前なのですが、結論として、自社チャンネルで当たる企画というのは、自社チャンネルで仮説を立ててPDCAを回しながら見つけていくというのが実は最も手っ取り早い登山方法です。

前岡歯科医院様のチャンネルでは当社が支援してすぐの頃は、各動画の再生回数は思惑通りに伸びました。ただ、途中でその伸びが鈍化した期間がありました。この時に「企画が悪い」と十把一絡げにせずに、様々な細かい部分を変更しながら前岡院長と一緒にPDCAを回し続けました。

ただ闇雲に変更したのではなく、「この部分をこう変更したら、このKPIがこれぐらい改善されるかもしれない」という仮説を必ず持って毎回検証していました。この段階では登録者数1万人近くになっていたため、本ブログ冒頭でお伝えしましたように、この段階になって初めて「自社チャンネルのYouTubeアナリティクス分析」は活きてくるのです。

これを続けることで、前岡歯科医院様のチャンネルで100%当たる企画が思いついた…わけではありません。ただ、どういう企画を実施しても大崩れする事が少なくなったのです。1年半で登録者10万人達成させるためには、数本の動画がバズっただけでは無理です。コンスタントに動画を出していき、どの動画も登録者獲得という点で数字に寄与し続けたからこその結果なのです。

いきなり100%の一発狙いではなく、きちんと仮説を立ててPDCAを回していくというのはYouTube企画段階では唯一の成功方法だと当社は考えます。システムで一発で当たる企画を生み出し続ける、もしくは経験と勘でそれを生み出し続けるというのは現実的に絶対に無理です。

成功のポイント②:動画構成に徹底的にこだわる(動画の構成段階

YouTubeといえば、企画と編集内容にばかり目が向きがちですが、前岡院長が最もこだわられていたのは実は「動画の構成」でした。デジアサは様々なYouTubeチャンネルをプロデュースしてきましたが、チャンネルが伸びるお客様とそうじゃないお客様には実は明確な違いがいくつか存在します。チャンネルが伸びないお客様は、企画や編集の表面的なところに意識がいきがちですが、チャンネルを伸ばしているお客様は前岡歯科医院様のように「動画構成」にこだわりを持つところが多いです。

みなさん、考えてみてください。
YouTubeで発信できる内容と情報で、世の中を揺るがすような大発見なんてほとんど無いです。言ってしまえば、Web検索やChatGPTで検索したらそこで欲しい情報はほとんど手に入ります。そんな中で、10分ぐらいの動画に敢えて付き合ってもらうわけです。いくら過激なサムネイルで興味喚起できたとしても「動画構成」部分で視聴者を引き込めなければ、はっきり言うとそこで試合終了です。
つまり、動画構成こそがYouTubeチャンネルの生命線であると言っても過言ではありません。

前岡歯科医院様は、あるツール(当社もよく使います)を使用し、まずは再生回数が伸びている競合動画から、その動画構成がどうなっているかを研究されていました。このツールを使うと競合動画の構成が一発で可視化されます。

そこから、何をどういう順番でどのように話をすると視聴者のリアクションが良いかを少しずつ検証を重ねていかれました。この「動画構成のPDCA推進」はYouTubeチャンネルを運用していく中で誰もが最もやりにくい作業だと私は思っています。理由は、指標となるKPIが明確に存在しないためです。この構成が良くなったからこのKPIが劇的に上下動する、というものは存在しないのです。
YouTube視聴維持率は動画構成に起因するところが大きいと思われがちですが、当社見解では、この指標は構成というよりも動画企画そのものに起因するところが結構大きいです。

この動画構成のPDCAを回す上で重要なのは、常に自分がイチ視聴者のつもりで動画を見直して良いところ・悪いところをブラッシュアップし続けるということです。実際に前岡院長はこの部分で当社に対して多くの意見とアドバイスを求められました。当社から時には耳が痛い事も何度もお伝えしましたが、その度に修正を重ねて真摯に前進を続けられました。

前岡院長と当社のこの努力が最も実を結んだのが以下動画で、2025年8月段階で128万回再生されています。YouTube上で「虫歯予防」というキーワードで検索すると分かりますが、横型動画では全てのコンテンツの中で以下の再生回数が断トツです。YouTubeでこのキーワードでの天下を取った動画といえます。

こちらがその動画です(クリックするとリンクします)

YouTube動画撮影段階で注意した事

動画撮影段階で注意した事は「凝り過ぎない」という事です。
これは予算の関係上というよりも、自分がもし視聴者だったらという点で当社から「凝り過ぎない方が良い」とアドバイスをさせていただきました。
前岡歯科医院様のYouTube動画は、先方クリニック内で、備品をフル活用し、必要最低限の機材で月に1回だけ撮影しています。

大規模な照明機材や複数カメラでテレビ番組のように撮影していくスタイルの動画もありますし、この方法が有効であるケースがある事も事実です。
ただ、YouTubeというプラットフォームでは必ずしも撮影をリッチにすれば結果に跳ね返ってくるかといえば答えはNoです。
YouTubeチャンネルの世界観やその企画内容を精査し、撮影はどこまで凝る必要があるかという点をしっかり見極める事が大切です。

成功のポイント③:撮影や編集はシンプル&プロに任せる(動画編集・サムネイル作成

動画編集・サムネイル作成段階では、手前味噌ですが前岡院長はデジアサをプロとして徹底的に信頼してくださいました。
勿論、明らかな誤植やこうした方が良いという点はご指摘はされますが、それ以外の細かい部分は当社をYouTubeのプロとしてリスペクトくださり、一任くださっているのが現状です。
ご自身は企画や構成部分でパワーを使い、逆に編集以降はプロに一任する、このようにご自身が力を入れるべきポイントを潔く取捨選択された点が前岡院長の素晴らしい点です。

前岡院長のように、チャンネルをグロースされるお客様は、動画編集やサムネイル作成段階では意外に何も言わず「そこはプロにお任せします」と仰るところが多いです。
お金をお支払いいただいている以上、プロの領域はしっかりとプロに任せるという点も重要なポイントだと思います。

まとめ:歯科医院YouTube成功の秘訣(YouTubeチャンネルを伸ばすための必要条件

今回の前岡歯科医院様のお話を通して言える事は、前岡院長が最後まで辛抱をしてプロに依頼してPDCAを回し続けられたという点です。登録者10万人を達成した今もそれは変わりません。

前述したように、YouTubeは一発で最適解を発掘できるほど甘い世界ではありません。結果が良くても悪くてもPDCAを回し続けた人だけが、その先に強力な宣伝媒体を得られる世界です。
このYouTube攻略の本質をしっかりと理解し、プロと二人三脚しながらしっかりと腰を据えてPDCAを回せば大きく好転していきます。それは当社の経験上、断言できます。

YouTube支援に関しての詳細はこちらよりいつでもご相談下さい。

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