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ノウハウブログ

動画制作でこれはダメ!やってはいけないこと5選

さまざまなサイトで動画が投稿されるようになり、皆さんも一度はビジネスシーンでのオリジナル動画の作成や使用をしたいと考えたことがあるでしょう。自由度が高く、「バズ」を引き起こすと広く注目される可能性もあります。しかし、動画は何も考えずに作成してもうまくいくとは限りません。ここでは、動画制作でやってはいけないことを5つにまとめて紹介します。

動画制作のNG例5選

動画は、自分の思い描いたとおりに表現できるツールのひとつです。ブログ記事やサイト以上に自由度が高く、オリジナリティを出すことが可能です。一度はバズを引き起こす動画を手がけてみたいと強く思う人もたくさんいるでしょう。しかし、動画制作ではやってはいけないことがいくつかあります。

自己本位的な動画制作

世間に出す動画は、基本的に視聴者を楽しませたり、有用な情報を提供するためのコンテンツです。つまり「視聴者に受け入れられる」というところが大前提と言えます。この前提を無視して、自己本位的な動画を作ったところで誰にも評価されません。むしろ悪評を得てしまう可能性もあります。人気を得るためには、視聴者のニーズを理解することが必要不可欠です。

まずは、現在どんな動画が流行っているかをリサーチしましょう。例えば、2022年には「ショート動画」が大きな注目を集めました。時間をかけずにコンテンツが楽しめるからだと考えられます。 

ただし、今後はまた新たなジャンルの人気が上がるかもしれません。他企業の動画や人気ユーチューバーからトレンドを押さえておくといいでしょう。

構成表を作らずに動画を制作する

構成表は、動画の流れを押さえるうえで重要な役割を担います。慣れていない方が準備をせずに動画を撮影しても、進行はなかなかスムーズには進みません。確かに、有名インフルエンサーの中には原稿を読まずに撮影する人がいます。しかし、全員が必ずしも同じようにできるわけではありません。加えて、会社が提供する動画は会社のブランドを背負います。自己責任では済まされない部分もあるでしょう。中途半端な動画を作らないためにも、構成表から丁寧に手がけることをおすすめします。

ほかの人の動画をそのまま真似る

世の中には、たくさんの有名人が動画をアップロードしています。中には、参考になるコンテンツを提供している人もいるでしょう。しかし、これらの作品をそのまま真似てはいけません。「パクリ」の烙印を押されてしまうだけでなく、創作物などを無断で利用した場合は著作権の関係で、法的措置を取られる可能性があります。

法律上は、構成が似ている程度では罰する規定がありません。しかしパロディ動画は判断が難しいものの、企業の動画としてアップロードする場合は避けたほうが賢明です。動画の無断転載や曲の無断使用も、違反の対象であるため気をつけましょう。

ツールが不足しすぎている

動画制作者は、ツール選びが非常に重要です。あまりにもチープなものを使っていると、自分たちの思い描いたイメージから遠のいてしまうかもしれません。無論、無料の製品でも優れているものはあります。重要なポイントは、何にコストをかけるかを見極めることです。

おすすめなソフトやアプリについては、後ほど詳しく紹介します。また、撮影で意外と忘れがちな道具が「マイク」です。マイクを使わずに動画撮影してしまうと、自分たちが想像している以上に声が通らなくなります。

視聴者はわざわざ音量を上げなければならず、ストレスを感じるでしょう。適切な音量を維持するためにも、服に装着できる「ピンマイク」やカメラやスマートフォンに装着できる外付けマイクを用意してください。

テーマが多すぎて混沌とした印象になる

テーマがあまりにも多すぎる動画は、混沌とした印象になってしまいます。視聴者も見ていて混乱してしまうため、動画には必ず1つ軸を決めましょう。例えば、新開発の商品をPRする場合を想定してください。仮にダイエットサプリを紹介するとすれば、当該商品を軸に話を展開するはずです。

  • 激しい運動は必要なし
  • 食生活を無理に変えてストレスを溜めなくてもよい
  • 摂取方法がシンプルで継続しやすい

上記の話は全て、ダイエットサプリを軸にして話が広がっています。情報を多めに入れたい、詳細まで全て説明したい気持ちも分かりますが、構成をシンプルにしたほうが見やすくなります。

動画の質を高めるコツ

以上で紹介したNG例を踏まえ、動画の質を高めるコツについて紹介しましょう。とはいえ、重要なポイントは「基本に忠実に」というスタンスです。特に難しい内容を説明するわけではありません。ルールや押さえるべきポイントを担当者と共有し、動画制作にあたってください。

「見やすい・聞きやすい」は大原則

動画を作るうえでは、「見やすい・聞きやすい」が大原則です。ツールを事前に揃えておき、誰もが安心して見ることのできる作品を完成させましょう。ちなみに、簡易的な撮影用カメラであれば数万円程度の値段で販売されています。カメラの手ぶれを押さえるジンバルも安いものであれば1万円台から手に入ります。

ネットから注文もできるため、製品の詳細や口コミなどをよく調べて購入してみてください。他にも、音質を細かく調整できるアプリもあります。

適度な間を入れる、ムダは入れない

会社や商品をPRする動画は、なるべく適度な間を入れて分かりやすく伝えることが大切です。撮影時にも話すまでの間を意識すれば、トリミングできる余裕が生まれます。ゆったりとした口調で、なおかつシンプルな構成を心がけましょう。

動画を作る際には、アイキャッチを入れる方法もおすすめです。話にひと段落ついたら、数秒程度で会社のロゴマークなどの画像を挿入してみてください。一度リセットされるため、動画を見ている側も内容を整理できます。

ただし、ムダな間は省くようにしましょう。言葉が出なかったり、噛んだりした場合は撮影し直すか、編集で上手くカットします。早く展開が進みすぎないよう注意し、一定のテンポを維持することがコツです。

1つの動画は3つ以上の章に分ける

動画の構成を作るときは、3つ以上の章に分けるのが望ましいといえます。小説や本も、「序論・本論・結論」や「起・承・転・結」で成り立っています。動画もまた同じです。章ごとに区切ることで制作者も作りやすく、視聴者にも見やすい動画を作ることができます。

例えば、YouTubeには設定した時間まで場面をジャンプさせる機能があります。もしYouTubeへの投稿を考えているのであれば、こうした機能が使えるよう構成案を作っておくと良いでしょう。

動画の流れをどのようにするかは自由です。

  • 序論に会社の説明を持ってくる
  • 起・承・転は現代社会の問題点について触れ、結論で会社を全面的にアピールする
  • 序盤はアニメーションでストーリーを考え、本論から会社の紹介に入る

さまざまなアイデアを共有し、軸をしっかりと定めたうえで構成を作りましょう。

型とオリジナリティのバランスを重視しよう

多くの企業やユーチューバーが動画制作に励み、今では構成にもオーソドックスな型が作られつつあります。何かを制作するという仕事に際しては、つい100%オリジナルにしようと考えてしまいがちです。しかし、型は可能な限り参考にするようにしましょう。

なぜなら、オリジナリティにこだわりすぎるあまり視聴者の好みを忘れがちになるためです。人気の高い動画は、視聴者をよく研究しています。他の動画を分析し、参考になる部分は吸収することがコツです。とはいえ、全てをそのまま真似してしまうと視聴者側も気付いてしまうため、型とオリジナリティはバランス良く採り入れてください。

動画のレベルアップ、カギとなる要素3点

動画のレベルを上げるためには、いくつか守らなければならない要素があります。ここでは、特に重要なポイントを3点紹介します。あらかじめ準備が必要となるため、完成までには余裕を持って取り組みましょう。

機材やアプリは優れた製品を購入する

まずは、優れた機材やアプリの準備は欠かせません。これらは動画のレベルを上げるうえで重要な役割を担います。無論、必ずしも値段が高いものを購入しなければならないわけではありません。無料で使いやすいアプリも数多く存在します。

ただし、あまり高い評価をされていない製品は避けたほうが賢明です。ちなみに、プロ並の編集ができるアプリとしては以下のようなものがあります。

製品名金額(税込)
Wondershare Filmora(3カ月プラン)3,480円
Power Director(12カ月プラン)8,480円

目的や視聴者層も定めた構成表を作成する

動画を作る際には、目的やターゲット層を明確に定めなければなりません。これらを考慮したうえで、どのような内容にするか構成表を作る必要があります。WordやExcelで共有し、担当者間で協議しましょう。

先ほども紹介したように、動画にはさまざまな流れがあります。制作を始めてしばらくの間は、同じような構成でいいかもしれません。慣れてきたら、ターゲット層のリーチを伸ばすための改善点を探してみましょう。

特にYouTubeでは、視聴者がどのくらい動画を見たかが詳しく記録されます。会社内でデータを共有し、アプローチ方法についてしっかりと考えることをおすすめします。

簡単な心理学の知識を押さえる

多くの人に拡散される動画を制作するためには、視聴者側の視点に立って制作しなければなりません。そのためには、簡単な心理学の知識を押さえておくと便利です。動画戦略のみならず、一般的なビジネスにも活用できます。幅広く生かせる知識であるため、ひと通り勉強してみましょう。

主な例として、「シャルパンティエ効果」は覚えておいてもいいかもしれません。営業の世界では、商品のメリットを顧客にイメージしやすくする方法として知られています。一般的に「効果」は目に見えないものです。

例えば、野菜ジュースを販売する際に「ビタミンAが〇〇グラム、ビタミンDが〇〇グラム摂取できます!」と言われても視聴者側はイマイチイメージがわきません。一方で、「にんじん3本、トマト2個、かぼちゃ1個分…」などと説明したほうがわかりやすいはずです。このような知識が、動画マーケティングでは大いに役立ちます。 

マーケティングに役立つ代表的な心理学キーワードを下記にまとめておくのでぜひ参考にしてみてください。

  • カリギュラ効果
  • ウィンザー効果
  • バーナム効果
  • アンカリング効果
  • ディドロ効果

まとめ

以上から、動画制作でタブー視されている内容を中心に解説しました。全てが基本的なポイントですが、意外とこのポイントをおさえていないアカウントも少なくありません。避けたほうがいい方法を押さえ、どう動画を盛り上げるか話し合いながら進めましょう。

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