TikTok広告を成功させるポイントとは?費用もあわせて紹介
TikTokで広告を成功させるポイントを知りたい。このように考えている広報担当者もいるのではないでしょうか?
TikTok広告を上手く利用することで、自社のブランディング向上や売上アップが期待できます。この記事では、成功させたいあなたに向けて3種類の広告と費用、出稿するときのポイントを紹介します。
成功するポイントの前に知っておきたい、3種類のTikTok広告と費用
TikTokの広告で成功するためには、3種類の広告と費用を知ることが重要です。
- 起動画面広告
- インフィード広告
- ハッシュタグチャレンジ広告
各広告の特徴と費用について、詳しく見ていきましょう。
起動画面広告
TikTokのアプリを起動したときに表示される広告を「起動画面広告」といいます。
起動画面広告は画像もしくは5秒までの無音動画を使って打ち出せます。TikTokを使う前に表示されるため、広告の途中で離脱されることがないことがのも強みです。また、広告から外部サイトやアプリ内でのページへ誘導できます。
一方で以下のようなデメリットもあります。
- 1日に1社しか表示できないため、枠の確保が難しい
- 1回の出稿で500万円前後の費用がかかる
費用は1回あたり500万円と、次に紹介するインフィード広告と比べて高いです。そのため、費用対効果を十分検討したうえで出稿しましょう。
インフィード広告
おすすめ投稿を見ている間に表示される広告を「インフィード広告」といいます。TikTokだけでなく、TwitterやInstagramでも見かけた方も多いかもしれません。
インフィード広告は「自由度が高い」ことが特徴です。広告期間を1日単位で指定できる、広告を表示するターゲットを選べるなどのメリットがあります。このことから、キャンペーンやセール、トレンドに向けた広告の訴求に向いていると言えるでしょう。
また、広告の費用も3つのなかで最も安く、以下の3つのプランから選べます。
名称 | 特徴 | 費用 |
---|---|---|
OneDayMax | 24時間レコメンドの4つ目に表示 | 300万円前後 |
Reach&Freqency | リーチ数と表示回数を設定 | 条件により異なる |
Brand Premium | レコメンドの上位130位以内に表示 | 42万円~ |
インフィード広告は訴求力が強くない広告であるため、通常投稿と同じくスキップが可能なことがデメリットです。最初の数秒で「つまらない」と感じたら他の投稿に移ってしまいます。後ほど紹介する「広告を成功させるポイント4選」を押さえた広告を作りましょう。
ハッシュタグチャレンジ広告
特定のハッシュタグを使って動画を投稿してもらう「ハッシュタグチャレンジ」を使って広告を打ち出すこともできます。契約期間は2ヶ月で、広告感がなく自然にPRできたり、インフルエンサーや企業がハッシュタグをつけて動画を投稿してくれたりして拡散力があるのが強みです。
その一方で、広告費用は3つのなかで最も高いです。予算を確保できない場合は、他の広告方法を考えましょう。目安の金額は下記の通りです。(2022年10月現在)
- ベーシックハッシュタグチャレンジ:約1,000万円
- スタンダードチャレンジ:約1,500万円
- ハッシュタグチャレンジプラス:約1,700万円
- バトルハッシュタグチャレンジ:約2,000万円
TikTok広告を成功させるポイント4選
TikTokでせっかく広告を打ち出すなら、高い効果を得たいはずです。出稿する前に、成功するために必要な4つのポイントを押さえましょう。
- 縦長の画像・動画にする
- 惹きつけられる冒頭にする
- 秒数を21秒~34秒にする(インフィード広告の場合)
- ターゲットに合うインフルエンサーを活用する
縦長の画像・動画にする
広告を打ち出すときは、必ず縦長の画像や動画にしましょう。
広告サイズのフォーマットは、16:9、1:1、9:16の3種類があります。基本的に16:9のフォーマットが適用されますが、9:16に変更することも可能です。しかし、横長で作成した動画を縦長に変更すると見切れてしまう箇所が出てくるので、なるべく縦長の動画を作成するといいでしょう。
とはいえ、どうしても横長にせざるを得ない人もいるかもしれません。TikTokでは横長の画像や動画にすると、大幅に縮小して表示されます。見づらいと判断されたら、広告自体を見られずに終わるかもしれません。
横長にする場合は動画編集ソフトなどを使って文字で補足し、どのような動画なのかがユーザーが理解しやすいようにしましょう。
惹きつけられる冒頭にする
TikTokは他のSNSと比べて、ユーザーが1つの投稿を見る時間が短いです。最初の数秒を見て少しでもつまらなければ、すぐに他の動画に移ってしまいます。
方法としては、冒頭でメリットや効果などユーザーに知らせたい情報を先に話す、「これを見なきゃ損する」とインパクトをつけるなどがあります。
「オチが気になる」「最後まで見られる内容にする」「何度でも見返したくなる」など「続きが見たい」と思ってもらえる内容にしましょう。
秒数を21秒~34秒にする(インフィード広告の場合)
インフィード広告の場合に限られますが、秒数を21秒〜34秒にしましょう。
実はTikTokの公式サイトでも「21秒以上の動画はそれ以下と比べて、コンバージョン率が280%アップした」と紹介されています。
参考:TikTok公式サイト
商品やサービスの魅力を十分に伝えるためにも、21秒以上の広告を打ち出しましょう。
一方で、長すぎるとユーザーが動画に飽きてしまい、最後まで広告を見てもらえない可能性が高くなります。長くても30秒前後で動画を作りましょう。
ターゲットに合うインフルエンサーを活用する
TikTokで活躍するインフルエンサーを活用するのも効果的なPR方法です。特にハッシュタグチャレンジでは、TikTokerのファンが動画に反応したり投稿したりするためPR効果が高まります。
インフルエンサーによって自然と拡散されるため、企業側が自ら宣伝する手間が省けることもメリットになります。
ただし、インフルエンサー選びを間違えると失敗する可能性があります。例えば、カー用品の広告で美容系のTikTokerに依頼しても、ターゲット層が異なるためあまり効果が見込めません。
インフルエンサーを支持している層と、自分の商品やサービスの利用者層が合っているか検討してから依頼しましょう。
TikTok広告を出稿する方法
成功するポイントがわかったら、早速TikTok広告を出稿しましょう。出稿までの流れは、たったの7ステップです。
- TikTok for Business(ビジネスアカウント)に登録する
- 広告主審査を受ける
- 広告の目的を選ぶ
- オーディエンスを選ぶ
- 予算・スケジュールを決める
- 動画をアップロードする
- リンクなどを編集して完了!
TikTok広告を出稿するには、広告主審査に合格する必要があります。審査には1営業日ほどかかるので注意してください、
無事審査に通れば、オーディエンスを広告を打ち出すターゲットを以下の項目から絞りましょう。
- 性別
- 年齢(13歳~55歳)
- 地域(16か国から選択)
- 言語(日本語、英語、中国語など)
- デバイス
- 通信環境(Wi-Fi、4Gなど)
- バージョン(iOS8.0以上など)
- 興味(ペット、ゲーム、教育など)
ターゲットを絞って動画をアップロードしたあとは、以下のような編集を行えます。
- テキストリンク
- 誘導アクション(「今すぐ登録」ボタンなど)
- 誘導先のURL入力
広告主審査の間に、ボタンやリンクをどこに貼るか考えておくとスムーズに出稿できるはずです。
まとめ
この記事ではTikTok広告を成功させるポイントと出稿までの流れを紹介しました。改めて、成功させるポイントを振り返りましょう。
- 3種類の広告から合っているものを選ぶ
- 縦長の画像・動画にする
- 惹きつけられる冒頭にする
- 秒数を21秒~34秒にする(インフィード広告の場合)
- ターゲットに合うインフルエンサーを活用する
とはいえ、実際に広告を打ち出してみないと成功かどうか分かりません。ポイントを押さえたら、早速チャレンジしましょう。