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ノウハウブログ

YouTubeアナリティクスで最低限おさえたい6つの指標

YouTubeアナリティクスとは、アップロードした動画の状態や視聴者の傾向を分析できるツールのことです。視聴回数を増やしコンバージョンにつなげるには、YouTubeアナリティクスを使った分析が欠かせません。

この記事では、YouTubeアナリティクスで自社動画を分析するためにおさえるべき指標を6つ紹介します。これまでの成果や改善点を分析したい方は、本記事で紹介する指標を動画ごとに確認してみてください。

興味関心を知る1:①視聴者維持率

おさえるべき1つ目の指標は「視聴者維持率」です。視聴者維持率の意味と活かし方を紹介します。

「動画の初めから終わりまでの視聴者の行動」を推定できる

視聴者維持率とは、動画を初めから終わりまで見た人の割合を表す指標です。どの動画も100%から始まりますが、視聴者が離脱すると、徐々に数値が下がっていきます。動画終了時点で視聴者維持率が10%なら、動画を再生した人のうち1割しか最後まで動画を見ていません。

視聴者維持率の活かし方

視聴者維持率は、視聴者のニーズに合わせた動画作りに役立ちます。

視聴者維持率からは、視聴者がいつ再生をやめたのか、どの部分がリピートされたのかがわかります。つまり、視聴者がどの時点で動画をつまらないと感じたのか、どこをおもしろく感じたのかが読み取れるので、改善すべきポイントの分析ができるのです。

離脱した視聴者が多かった部分までのテンポや内容、構成を見直して、次の動画に活かしましょう。

興味関心を知る2:②チャンネル登録者数

次に、おさえるべき2つ目の指標として「チャンネル登録者数」を紹介します。

「その動画での登録者の増減」を確認できる

チャンネル登録者数とは、そのチャンネルに登録している視聴者の数のことです。不正なアカウントや閉鎖されたアカウントはチャンネル登録者数に含まれません。

YouTubeアナリティクスでは、チャンネルの全登録者数だけではなく、どの動画をきっかけにチャンネル登録者が増えたか・減ったかも確認できます。

チャンネル登録者数の活かし方

YouTubeアナリティクスを使ってチャンネル登録者数の増減のパターンを調べれば、チャンネル登録者の伸びにつながる動画の傾向がわかります。

今までアップロードした動画のチャンネル登録者数を確認し、どのような動画が登録者数を増やすきっかけになっているか分析してみましょう。チャンネル登録者数の多い動画をリストアップしてみると、動画のジャンルや長さ、構成などに共通点があるかもしれません。

また、どの動画が登録者数が減る原因になっているのか、どのような内容だと登録者数の伸びが悪いのかも確認し、進むべきでない方向性も明らかにしてみてください。

興味関心を知る3:③インプレッションのクリック率

ここでは、3つ目の指標として「インプレッションのクリック率」を紹介します。

「表示されたサムネイルのうち実際にクリックされた率」を確認できる

インプレッションのクリック率をチェックすると、動画のサムネイルやタイトルを見た後、実際に再生したユーザーの割合がわかります。

インプレッションとは、YouTube上でその動画のサムネイルが1秒以上表示された回数のことです。検索結果上や再生リスト内で表示された回数、おすすめ動画として表示された回数などがカウントされます。

したがってインプレッションのクリック率からは、そのサムネイルやタイトルにユーザーを惹きつける力があるかどうかが読み取れます。

インプレッションのクリック率の活かし方

インプレッションのクリック率は、サムネイルやタイトルの良し悪しを判断するのに役立ちます。インプレッション数は多いのにインプレッションのクリック率が低い場合は、サムネイルやタイトルが魅力に欠けていると考えられます。

YouTube全体での平均的なインプレッションのクリック率は2〜10%です。インプレッションのクリック率が2%以下なら、サムネイルの見栄えやタイトルのわかりやすさに問題はないか分析してみてください。

行動を知る1:④トラフィックソース

4つ目の指標として、「トラフィックソース」を紹介します。

「視聴者がどこから流入したのか」を確認できる

トラフィックソースは、視聴者がどのようにしてその動画にたどり着いたかを表しています。トラフィックソースの種類には以下のようなものがあります。

トラフィックソースの種類視聴者の流入経緯詳細
YouTube検索YouTubeで検索した結果から流入
関連動画他の動画の「関連動画」欄から流入
チャンネルページその動画のYouTubeチャンネルページから流入
ショートフィードYouTubeアプリ画面下部の「ショート」で再生された
再生リストクリックした「再生リスト」で再生された
ブラウジング機能ホーム画面などでYouTubeにおすすめされて流入
外部サイト外部サイトやアプリから流入

トラフィックソースは同じチャンネルでも動画ごとに異なるので、これまでの動画1つひとつを確認してみましょう。

トラフィックソースの活かし方

トラフィックソースからは視聴者の人物像を把握できるため、動画作成時にターゲットをより精緻に設定できるようになります。

トラフィックソースからは、以下の点が明らかになります。

  • どのワードを検索した視聴者が自社の動画を見ているのか
  • 自社の動画の視聴者は他にどのような動画を見ているのか
  • 自社の動画の視聴者はどのようなサイトやアプリを見ているのか

これらを分析することで視聴者のニーズを深く理解でき、さらに魅力的な動画を作れるようになります。

行動を知る2:⑤(視聴)時間帯

YouTubeアナリティクスの「視聴者が YouTube にアクセスしている時間帯」では、視聴者が自社チャンネルにアクセスした時間帯を確認できます。

動画は中身やタイトルだけではなく、投稿するタイミングも重要です。例えば大半の視聴者が22〜24時に再生するのに朝にのみ投稿していては、せっかく投稿しても、他のチャンネルの新着動画に埋もれてしまって視聴してもらえません。

YouTubeアナリティクスにより主な視聴時間帯がわかれば、再生してもらいやすい投稿タイミングがわかりライブ配信のスケジュールも立てやすくなります。なるべく多くの視聴者を安定して獲得するため、視聴時間帯の分析もしっかり行いましょう。

視聴者自体を知る:⑥属性

YouTubeアナリティクスでは、視聴者の年齢層・性別・地域といった「属性」もチェックできます。実際の視聴者の属性と動画作成時のペルソナを照らし合わせ、ターゲット層に響く内容になっているか確認してみましょう。

たとえば、40~50代の男性を想定して動画を作ったのに、実際には視聴者の大半が30代の女性だった、というケースがあるかもしれません。その場合は、動画の構成やサムネイル、タイトルなどを調整する必要があります。

また、日本以外の国からのアクセスがある場合は、事業の海外展開のヒントになります。ぜひその国の言語の字幕をつけることを検討してみてください。

YouTubeアナリティクスで分析する上での注意点

YouTubeアナリティクスで自社チャンネルを分析する際は、最新の結果を確認するだけではなく、四半期や半年などの長いスパンでも分析しましょう。長いスパンでの傾向を確認することで、これまでの結果は偶然なのか、特定の理由があるのかどうかまで分析できます。

また、YouTubeアナリティクスを使って動画の良し悪しを判断するには、まずは多数の動画が必要です。動画数が少ないうちは分析の精度が低いので、分析に長時間を割いたり、結果に左右されたりせず、とにかく投稿数を増やしていきましょう。

まとめ

YouTubeアナリティクスでおさえるべき指標として、以下の6つを紹介しました。

  • 視聴者維持率
  • チャンネル登録者数
  • インプレッションのクリック率
  • トラフィックソース
  • 時間帯
  • 属性

YouTubeアナリティクスの見方がわかれば、より効果的にYouTubeを運用できるようになります。今回紹介した指標を参考に、自社チャンネルの動画のクオリティーを確認してみてください。

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