マーケティング用の動画を作成したが全く伸びない?失敗しがちなポイントはこれ!
「動画マーケティング」とは、映像を使って集客や宣伝活動、販売することです。
近年では気軽に利用できる動画編集ツールがたくさんあるため、少ない予算でも動画を作ることが可能になりました。
本記事では、動画マーケティングの成功事例3つと失敗しがちなポイント2つ、動画作成のコツについて分かりやすく説明していきます。
動画は「分かりやすく簡潔に」が大事。
動画は「分かりやすく簡潔に」が1番大切です。簡潔でわかりやすい動画を作成するために重要なポイントは
- はじめの2秒で動画の続きを見るか決まる
- 動画の時間は3〜5分以内で終わらせる
それでは具体的な方法を説明していきます。
はじめの2秒で動画の続きを見るか決まる
人間が動画の続きを見るかどうかを判断するための時間は、はじめの2秒です。つまり「この動画つまらなそうだから見るのやめよう」と思われるかどうかは2秒ほどで判断されます。例えば動画の冒頭では以下のような工夫をしましょう。
- インパクトのある映像を使う
- 続きが気になるような編集をする
はじめの2秒を見てもらえたら、最後まで見てもらえる可能性が上がります。
動画の時間は3〜5分以内で終わらせる
動画の時間は3〜5分以内で、簡潔に終わらせましょう。人間が集中力を保てる時間はおよそ15分と言われています。
しかし、それは興味があるからこその15分で、興味が無ければ集中力はすぐに切れてしまいます。そのため2秒で興味を惹きつけて、その後は、もっと釘付けになるような仕掛けをすると、ユーザーの視聴時間が伸びるでしょう。
はじめの2秒でインパクトを残し、動画のトータル時間は3〜5分でまとめるようにしましょう。
誰に、何を、伝えたいのかを明確に。
あなたは、これから作る動画によって誰に何を伝えたいのですか?この章では「誰に、何を、伝えたいのか」これを明確にする方法を説明していきます。
届けたいターゲット層を決める
はじめに、動画を1番届けたいターゲットを決めてください。理由としては、ターゲットを決めないと動画の方向性が定まらないからです。動画の方向性が定まらないと、誰に向けて何を言いたいかが伝わりません。
逆にターゲットを決めることで届けたい人に動画が刺さるのはもちろん、他の人からも「この動画、分かりやすい」と思ってもらえる可能性が上がります。そのため最初にターゲットを決めてから動画制作に取り掛かりましょう。
配信後は分析する
動画は配信して終わりではありません。
配信したあとは、
- 視聴回数
- 総視聴回数
- 動画配信目的の達成率
- クリック数とクリック率
- 1人あたりの平均視聴回数
などをチェックしましょう。
分析の際には、BI(Business Intelligence)ツールを使うことをおすすめします。
BIは、ビジネスインテリジェンスの略であり「データ収集、データ集約、分析」を瞬時に行うことができるツールです。配信した動画について、上記のデータを自力で分析しようとしても、生データのままでは直感的にデータを仕分け、分析することができず、高度な分析を行うことが難しくなってしまいます。制作した動画をBIツールを使って、動画へのアクセス数を日々測定しながら検証することをオススメします。分析結果から改善することで、動画をより良いものにしましょう。
動画の内容はシンプルに。
結論から述べると、「動画の中身はシンプルに」です。前述のように、人の集中力はあまり長く持ちません。短時間で簡潔に動画の内容が伝わるように意識しましょう。動画の内容をシンプルにする方法としては
- 情報量を詰め込みすぎない
- 色を統一する
それでは具体的に解説していきます。
情報量を詰め込みすぎない
情報をたくさん詰め込んでも、そのテーマに詳しくない視聴者は困惑するだけです。その結果「この動画は一体何を伝えたいんだろう」と思われてしまうでしょう。たとえばYouTubeを見ているとします。そこに情報量が多すぎて何を言いたいのか分からない映像が流れてきても、見ずにスルーするはずです。もしくは興味が沸いて少しだけ見ても、伝えたいことが明確ではない動画には惹かれないでしょう。つまり、情報量は詰め込みすぎず大事なことに重点を置いて映像を作ってください。
もし、どうしてもたくさんの情報を詰め込んだ動画を作りたい場合は、ショートバージョン動画の他に、詳細内容を盛り込んだロングバージョン動画を作成して使い分けをおすすめします。
色は使いすぎず統一感を出す
動画で使う色は、同じ系統でまとめて統一感を意識すると見やすくなります。たとえば、商品のイメージカラーがピンクだとします。その場合、動画全体をピンク系統でまとめた方が商品のイメージが伝わりやすくなるでしょう。
また、たくさんの色を使いたい場合でも3色までにしておくことが望ましいです。3色なら程よくカラフルになるので、目の負担にならず楽しく視聴できます。色はシンプルにまとめて、大事なことが伝わるようにしましょう。
動画制作の失敗しがちなポイント2つ
動画制作において失敗しがちなことを、説明していきます。ありがちな失敗として
- 自己満足の動画になってしまう
- 結局何を言いたいのか分からない動画になってしまう
といった内容が挙げられます。それではぞれぞれを具体的にみていきましょう。
自己満足の動画になってしまう
自分の言いたいことを詰め込んだだけの自己満足な動画にならないようにしましょう。自己満足な動画では商品の魅力は伝わらず、視聴者の離脱率が高くなるだけです。人間は興味のあることに対する集中力が15分と言われています。自己満足な内容の動画はこの対象になりません。すぐにスキップされてしまいます。
逆に、自分に関係のありそうなメリットがある商品には興味を示します。つまり、商品がもたらす視聴者へのメリットをはじめに提示することで動画の離脱率を下げることが可能です。視聴者が何を求めているのかを考えながら動画を作成してください。
結局何を言いたいのか分からない
「この動画は結局何が言いたいの?」という動画には心惹かれません。どれだけ頑張って制作しても、見てもらえなかったら意味がないです。動画の中で何を伝えたいかを明確にし、はじめに結論を持ってくることで見やすくなります。動画の内容をわかりやすく伝えるためにおすすめなフレームワークが「PREP法」です。
PREP法とは、Point(結論)、Reason(理由)、Example(具体例)、Point(結論)の順番で内容を組み立てるフレームワークのことです。それぞれの項目の頭文字をとってPREPとしています。PREP法を用いることで、視聴者は動画のテーマや結論を冒頭に知ることができ、動画を通して伝えたいテーマは何かを瞬時に抑えることが可能になります。
まとめ
本記事では、動画マーケティングでの動画制作において心掛けることを説明しました。
簡単にまとめると、
- 動画制作の目的を明確にする
- ターゲットを明確に設定する
- トータル5分以内で動画を完結させる
ということです。マーケティングに用いる動画作成のコツやポイントを押さえた上でトライ&エラーを繰り返しながら、動画がより良くなるように改善してみてください。