「SNSはファンを創るツールであってフォロワーを創るツールではない」というのが私の持論です。確かに数値で測れるものはフォロワーですが、目先のこの数値だけを追いかけると大切な事を見失うケースが多いです。数十万フォロワーいても、そこから売上がほとんど立たないアカウントもあれば、たった100フォロワーでも呼びかければ購入してくれるアカウントもあります。単なるフォロワーから、SNS上でコミュニケーションをとってファンになってもらうという事を重要視しています。

ある外資系企業ではグループ内企業の学生インターンの集客に成功しました。また、住宅メーカーさんでは見学会予約や物件成約にも繋がったり、美容クリニックでは施術予約数がSNS運用前の3.3倍に増加した事例もあります。前述しましたが、単なるフォロワーだけを追い求めると、このような商売の結果がついてきにくい傾向にあります。SNSは気軽なツールですが、だからこそフォロワーとは丁寧なコミュニケーションをはかる必要があります。

Instagramは、特に若年層の間ではもはや「映える写真を探すツール」ではなく、Google・Yahooのような情報検索ツールになってきています。この流れは今後も加速するでしょう。このように多くの方がSNSに触れる中に大切なのは「打ち出す投稿を意図をもってしっかり使い分ける事」です。企業PRを全面的に打ち出した投稿や素人が見ても分かりにくい投稿ばかりを続けるのではなく、時にはクイズや質問を投げかけるなど、コミュニケーションの為の投稿も組み込む等が必要になってきます。