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ノウハウブログ

YouTube運用で成果を上げるコツとは?やってはいけないことも紹介

朝日放送グループコンテンツマーケターの藤田謙太郎です。

総務省の「令和4年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、全年代におけるYouTubeの利用割合は87%であり、日本において動画マーケティングに最も適したプラットフォームであるといえます。

そんなYouTubeで初めて動画マーケティングに取り組むにあたって、「YouTubeをどう活用できるのか」「成果を上げるためにはどう運用すればいいのか」といった悩みや不安を持つ事業者もいるでしょう。

そこで今回は、YouTubeの運用のコツからやってはいけないことまで解説します。YouTubeで動画マーケティングを成功させたい事業者は、ぜひ参考にしてください。

企業のYouTube運用で成果を上げるコツ12選

YouTubeの運用を始める際に気がかりなことといえば、成果を上げられるのかどうかです。YouTubeは集客や売上アップに大きな効果が期待できますが、運用の仕方次第で再生数が伸びず、失敗に終わる可能性もあります。

失敗を避けるためにも、運用の成果を上げるためのコツをピックアップしてご紹介しますのでぜひ参考にしてください。

1.詳細なターゲットを設定する

動画コンテンツを制作する前の段階で、ターゲットを設定しておきましょう。誰に見てもらいたいのか定まらないまま動画を作り投稿すると、統一性に欠けたチャンネルとなってしまいます。集客したいターゲットに向けて動画を配信できるように、ターゲットの設定はしっかり行ってください。

ターゲットは細かく設定し、具体的な人物像を作り上げることがポイントです。年齢・職業・家族構成・趣味・悩みなど細かく決めることで、どのような動画を作るべきかが見えてきます。

2.SEOを意識したタイトル・説明文をつける

動画も検索結果の上位に表示された方が、視聴されやすくなります。動画そのものにSEOを講じることはできませんが、タイトルや説明文は対策が可能です。

動画タイトルや説明文を作成する際はSEOを意識して、検索キーワードを盛り込みましょう。どのキーワードを盛り込むかは、事前にキーワードの選定が必要です。検索されやすいキーワードを選んでください。

タイトルは「メインKW+サブKW+アクセントKW」で構成し、どのような動画なのか一目でわかる内容が望ましいです。また、文字数が多いと検索結果の一覧で省略されてしまう恐れがあるので、25文字以下を目安にしましょう。

説明文にはメインKWだけではなく、関連KWを含めることで検索結果に表示されやすくなります。キーワードはなるべく冒頭に入れるのもポイントです。

3.タグを活用する

タグをつけた場合、YouTubeに動画のカテゴリが認識されやすくなり、同カテゴリの動画の関連動画として表示されやすくなります。そのため、カテゴリに興味・関心を持つ相手に動画を見てもらえるチャンスが増えるのです。

また、タグは検索時のスペルミス対策にもなります。ユーザーが誤った単語で検索した場合、動画が検索結果に上位表示されなくなる可能性があるでしょう。そこで、正しいスペルと間違われやすいスペルでタグを設定すると、検索結果の上位に表示されやすくなります。

なお、YouTubeでは、タグとは別にハッシュタグをつけることが可能です。タグは動画の詳細には表示されませんが、ハッシュタグは表示されるので視聴者の目にもとまります。視聴者が特定の動画を検索する際に活用されるので、メインKWや関連KWでハッシュタグを設定しておくとよいでしょう。

4.視聴者の目を引くサムネイルを作成する

動画一覧に表示されるサムネイルは、視聴者が思わずクリックしたくなるようなものを設定するのがポイントです。タイトルのインパクトも大切ですが、サムネイルも視聴を決定づける要素となるので、再生数のアップには欠かせません。

サムネイルを作成する際に押さえておきたいポイントは、以下のとおりです。

● タイトルと関連性があり、内容が明確にわかる高解像の画像を使う
● サムネイルに載せるテキストは短くわかりやすいものにする
● テキストはタイトルとの重複を避ける
● フォントは画像のイメージに合わせ、大きく見せる
● 背景色に合わせて文字の配色を決める

YouTubeは、スマートフォンから視聴者する人もいます。投稿時に、サムネイルが見づらくないかスマートフォンからも確認しましょう。

5.チャンネルのブランディングを意識する

動画やサムネイルの作成・投稿をする際は、チャンネルのブランディングを意識してみてください。たとえば、ロゴ・配色・フォントなどを統一させることで、そのチャンネルならではのスタイルが生まれます。

スタイルに一貫性がないと、ユーザーの中でチャンネルと企業が結びつかないかもしれません。しかし、一貫したスタイルであれば印象に残りやすく、視聴者に動画を見つけてもらいやすくなります。チャンネルのブランディングは、再生回数や登録者数の増加だけではなく、認知度の向上や売上アップといった部分にもつながる可能性があるため、一貫性を保つようにしましょう。

6.ほかのSNSと連動させる

YouTubeを運用するのであれば、ほかのSNSとの連携がおすすめです。SNSには拡散機能があるため、自社のアカウントでYouTubeチャンネルや動画を掲載することで、潜在層にもアプローチできる可能性があります。そのため、認知拡大にはとくに有効な手段といえるでしょう。

アカウントのプロフィール部分にチャンネルのURLを入れるほか、日々の投稿に動画のURLを入れて紹介する方法もあります。SNSによって利用者層や強みが異なるため、目的に合わせて連携する媒体を選ぶようにしましょう。

7.最適な動画の尺や投稿に適した時間を検証する

YouTubeでは、最大256GBのファイルサイズ、または尺が12時間以下の動画をアップロードできます。長時間の動画も投稿できますが、あまりに長いと最後まで視聴してもらえなくなる可能性が高いので注意しましょう。

一般的に、YouTubeの動画の長さは8分以上10分以下がよいといわれています。ただし、動画の内容やカテゴリによっても最適な尺は変わってくるでしょう。投稿動画の再生回数や離脱されるタイミングなどを検証し、自社にとって最適な尺を見極めてみてください。

また、YouTubeは19〜24時の間にアクセスが殺到しやすいので、その時間帯に動画を投稿するのもおすすめです。投稿の曜日や時間を決めて、定期的に投稿することも登録者を飽きさせないポイントとなります。

8.動画の最後でチャンネル登録をうながす

動画の最後にチャンネル登録をうながすのは、YouTuberの間では鉄板のテクニックです。自社のチャンネル登録をしてもらうと、ホーム画面で優先的に動画が表示されるようになります。動画投稿やライブ配信時に登録者に通知することも可能です。

再生回数を増やすためには、登録者(リピーター)を増やすことが必要不可欠です。最後に「チャンネル登録よろしくお願いします」と伝えることで、最後まで見て面白かったと思った人が登録してくれる可能性が高まります。意外に登録し忘れて離脱してしまうケースもあるので、忘れず動画に盛り込んでおきましょう。

9.否定的なコメントにも誠実に対応する

動画にはコメント欄があり、視聴者の反応を見ることができます。ときには、否定的な意見が書かれていることもありますが、そのようなコメントにも丁寧に対応しましょう。

イメージに関わるからとコメントを削除すれば、「やましいことがある」と捉えられてしまう可能性があります。意見をくれたことへの感謝や謝罪、改善に努める旨を記すことで、問題に対しても誠実に対応してくれる企業というイメージを与えられるでしょう。

また、否定的な意見の中には今後役立つ内容が含まれていることもあります。そのため、消費者の意見のひとつとしてしっかり受け止めましょう。

10.過剰な宣伝やステマを避ける

誰でも商品やサービスのよいところを前面に押し出した動画で、ユーザーにアピールしたいものでしょう。しかし、過剰な宣伝やステマは逆に印象を悪くするので注意してください。

価格や品質を偽ったり、確実に効果があると宣伝したりすると景品表示法に違反する可能性があります。そのため、動画内の表現には充分注意しなければなりません。

また、企業として商品・サービスのよいところを紹介するのは当然ですが、ユーザーから指摘を受けやすい悪い点を述べるのもひとつの策です。ただ悪い点を述べるのではなく、その対策や対処方法も伝えられると、安心感を与えられます。

11.動画の分析と改善に取り組む

投稿動画を分析して、よりよい動画の製作につなげていきましょう。YouTube アナリティクスを活用すれば、登録者数・視聴者の属性・アクセスしている時間帯・サムネイルのクリック率など、チャンネルの状況や視聴者の傾向を把握できます。

視聴者の属性や好みを理解できれば、自社のチャンネルに必要な動画の要素が見えてくるはずです。ユーザーニーズにマッチした動画を作成できれば、再生回数や登録者も増えていくでしょう。

12.コンサルタントや運用代行を活用する

社内に、マーケティングに効果的な動画制作やYouTubeの運用に関する知識・技術を持ち合わせていないケースもあるでしょう。効果的に運用していきたいのであれば、専門のコンサルタントや運用代行を活用するのもおすすめです。

専門家に依頼すれば、専門知識を持たない企業でも自社チャンネルを成長させられる可能性が高まります。運用を代行してもらえるのであれば、本来の業務に集中できることもメリットです。業者によって得意な業界や動画ジャンルが異なるので、自社の事業や商材に適した業者を選びましょう。

YouTube運用でやってはいけないこと

企業がYouTubeで成果を出すためには、やってはいけないこともあります。ここからは、運用する際に注意すべき点をご紹介します。

チャンネルの方向性を定めていない

YouTube運用を始める前に、チャンネルの方向性を定めることは非常に重要です。方向性が明確でないと、どのような動画を作り、どのような視聴者に届けたいのかがぼやけてしまいます。その結果、効果的な施策を実行できなかったり、運用がうまくいっていない原因を分析できなかったりするでしょう。

また、方向性が定まっていないと、社内や運用代行会社とのコミュニケーションもスムーズにいきません。目標が集客なのか、販促なのか、認知拡大なのかなど、運用目的をはっきりさせることが必要です。そして、その目的に沿ったコンセプトやターゲットを設定して、魅力的な動画を配信することがYouTube集客の基本となります。

SEO対策が行われていない

もう1つ、YouTube運用でやってはいけないことが、SEO対策を行わないことです。SEO対策とは、タイトル・タグ・ディスクリプション・サムネイルなどの要素を、YouTubeのアルゴリズムに合わせて最適化することです。これらの要素が適切であれば、動画は関連動画の欄に表示されやすくなり、多くの視聴者に見てもらえる可能性が高まります。また、YouTube内での検索だけでなく、Google検索などからも視聴者を集めることが可能です。

しかし、SEO対策は一朝一夕にできるものではありません。長期間の運用を通して、どのような要素が効果的かを試行錯誤する必要があるため、できるだけ短期間で成果をだしたい場合は、代行会社などに依頼することも検討しましょう。

不正な行為を行っている

YouTube運用で絶対にやってはいけないことが、不正行為です。再生回数の水増しや暴力的なコンテンツ、虚偽のコンテンツの投稿、著作権の侵害などは、YouTubeの規約に違反するだけでなく、視聴者や権利者に迷惑をかける行為です。

YouTubeは不正行為を厳しく監視しており、同じIPアドレスからの動画の視聴は1日で1回しかカウントされないようになっています。もし不正行為が発覚した場合は、動画やアカウントの削除などの処分を受ける可能性があるため注意しなければいけません。

また、著作物を無断で動画に使用したりすることもNGです。著作権の侵害がYouTubeや権利者によって発見された場合は、警告やチャンネルの削除などの重大な結果につながります。YouTube運用で成功するためには、不正行為は絶対に避けましょう。

ほかのチャンネルと同じ内容の配信

最後にYouTube運用でやってはいけないことが、ほかのチャンネルと全く同じ内容の配信です。人気のYouTubeチャンネルを参考にすることは悪くありませんが、単に真似するだけでは意味がありません。見た目だけを真似しても、視聴者はすぐに気づきますし、『〇〇のパクリ』と批判されてしまいます。それでは、チャンネルの独自性や信頼性が失われてしまい、ファンはつかないでしょう。

そのため、完全コピーするのではなく、それをベースにしてオリジナルの要素を加えることが大切です。たとえば、より詳しい情報や分析を提供したり、自社のサービスや商品に関連付けたりすることで、視聴者に価値を感じてもらえます。

まとめ

YouTubeは大勢の人が利用しているので、自社や商品・サービスを効率よくPRできる場です。しかし、ただ動画を投稿しただけでは、マーケティング効果は得られません。動画の内容はもちろん、タイトルや説明文、サムネイルなどにもこだわり、視聴を誘導する必要があります。

また、効果検証や改善を繰り返していくことも大切です。動画マーケティングの知識がなく運用に不安を感じているのであれば、専門家を頼ることも検討してみましょう。

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