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YouTube平均視聴時間の目安は?正しい見方・計算方法・改善策を解説

ASAHIメソッド
更新日:
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「動画の再生数はあるのに、平均視聴時間が短い」「自社の数値は適正なのか」などの不安を抱えるマーケティング担当者も多いでしょう。

YouTube攻略のカギは、再生回数だけでなく平均視聴時間と視聴維持率にあります。

目安は長尺なら40%、ショートなら70%で数値が低いとアルゴリズムから質の低い動画と判定されるリスクがあります。

本記事では、YouTube平均視聴時間の目安を中心に正しい見方や計算方法も紹介します。

正しく指標を把握し、視聴者を最後まで離さないYouTubeの動画作りを始めましょう。

藤田 健太郎

この記事の著者

藤田 健太郎

コンテンツマーケター

SNSマーケティング事業を10年以上行ってきた経験を持つ、実践派コンテンツマーケター。 机上の空論や流行の理論にとらわれず、現場で培った圧倒的な「場数」に基づく支援が強み。 朝日放送にジョインしてからは、クライアントの課題に寄り添い、 本当に成果につながる実践的な戦略立案から実行までをトータルでサポート。

YouTube平均視聴時間の目安

YouTube平均視聴時間の目安について、以下の3パターンにわけて解説します。

  • 通常動画:10分動画なら4分〜6分(維持率40%〜60%)が目安
  • ショート動画:時間は短くても維持率70%前後以上が目安
  • 企業チャンネル:エンタメ系より低い35%前後が現実的な目安

上記はあくまで目安ですが、もし数値を大きく下回っている場合は視聴者が動画に満足していないサインです。

まずは現状を把握し、目安の数値を超えている動画とそうでない動画の違いを分析しましょう。

通常動画:10分動画なら4分〜6分(維持率40%〜60%)が目安

10分前後の通常動画における平均視聴時間の目安は、動画の長さの40%〜60%(4分〜6分)程度です。

なぜ時間ではなく割合で見るべきかと言うと、YouTubeのアルゴリズムが動画の質を判断する際、視聴維持率を重要視しているためです。

なお、YouTube動画の尺ごとの具体的な平均視聴時間・視聴維持率の目安は以下のとおりです。

動画の長さ維持率の目安平均視聴時間の目安
5分未満50-70%以上3分以上
10分前後40-60%程度4-6分前後
20分以上30-50%程度6-10分前後

したがって、上記の目安を大きく下回る場合は企画や冒頭の構成に問題がある可能性が高いため、抜本的な見直しが必要です。

参考:4 metrics to help you grow your YouTube channel|YouTube
参考:YouTube Audience Retention 2026: Benchmarks, Analysis & How to Improve|SocialRails

ショート動画:時間は短くても維持率70%前後以上が目安

YouTubeショートの場合、視聴維持率70%前後以上が高いパフォーマンスがあるとされる目安です。

ショート動画は最大60秒と短く、かつループ再生される仕様です。

そのため、人気動画では維持率が100%(1視聴あたり1回以上ループされる)を超えるケースも珍しくありません。

逆に、維持率が60%前後以下のショート動画は、アルゴリズムから視聴者の関心を引いていないと判断される可能性があります。

「短いから多少見られなくても大丈夫」などの認識は捨て、1秒単位の無駄を削ぎ落とす編集が不可欠です。

参考:YouTube Audience Retention 2026: Benchmarks, Analysis & How to Improve|SocialRails

企業チャンネル:エンタメ系より低い35%前後が現実的な目安

企業のビジネス系チャンネルの場合、目指すべき現実的な目安は視聴維持率35%〜40%程度です。

企業動画はエンタメ系のYouTubeと異なり、情報収集・課題解決を目的とした視聴者が大半です。

そのため、必要な情報だけを得て離脱するケースが多く、エンタメ系のような高い維持率は出にくい傾向にあります。

無理に高い視聴維持率を目指して過剰な演出を入れるよりも、ユーザーに役立つ情報だったと思わせる方がコンバージョンに貢献しやすいです。

ただし、30%を下回る場合はターゲット設定のミスか動画の内容が薄すぎる(宣伝色が強すぎる)などの懸念があります。

参考:YouTube Audience Retention 2026: Benchmarks, Analysis & How to Improve|SocialRails

YouTube平均視聴時間の正しい見方と計算方法

YouTube平均視聴時間の正しい見方と計算方法について、以下の項目にわけて紹介します。

  1. 平均視聴時間と視聴維持率の違い
  2. YouTube平均視聴時間のスマホ・PCでの確認手順
  3. YouTube平均視聴時間の計算方法

投稿した動画の正しい改善策を練るためには、現状数値の正確な把握が不可欠です。

平均視聴時間と視聴維持率の違い

平均視聴時間とは1視聴あたりの再生時間の長さであり、視聴維持率とは動画全体に対する再生の割合を指します。

上記の2つを区別すべき理由は、YouTubeのアルゴリズム評価は維持率に重きを置いているためです。

例えば、以下の2つの動画を比較した場合、YouTubeのアルゴリズムに高く評価されやすいのはBの動画です。

項目動画A(60分のセミナー動画)動画B(10分の解説動画)
平均視聴時間5分4分
視聴維持率8.3%40%

上記のデータを見た際に、マーケティング担当者は報告レポート等で「平均視聴時間が5分もあります」とアピールしがちです。

しかし、もし動画が1時間の長尺であれば、実態は9割以上の人が途中で飽きて離脱したという失敗事例になります。

分析を行う際は、必ず平均視聴時間と平均視聴維持率をセットで確認し、「動画の尺に対して適切に見られているか」を評価軸に据えてください。

参考:4 metrics to help you grow your YouTube channel|YouTube

YouTube平均視聴時間のスマホ・PCでの確認手順

YouTube平均視聴時間を、スマホ・PCで確認する手順は以下のとおりです。

【PCでの確認手順】

  1. YouTube Studioにログイン
  2. 左メニューの「アナリティクス」をクリック
  3. 画面上部の「コンテンツ」タブを選択
  4. 「平均視聴時間」のカードが表示される
  5. 個別の動画詳細を見る場合は、左メニュー「コンテンツ」→対象動画→「アナリティクス」→「エンゲージメント」の順にクリック

【スマホでの確認手順】

  1. 「YouTube Studio」アプリを開く
  2. 画面下の「アナリティクス」タブをタップ
  3. 上部のタブを「コンテンツ」に切り替える
  4. 「平均視聴時間」のカードが表示される
  5. 個別の動画を見る場合は、下の「コンテンツ」タブ→対象動画→「アナリティクス」→「エンゲージメント」の順にタップ

なお、平均視聴時間だけでなく、動画ごとの維持率グラフを確認するのが重要です。

維持率のグラフが急激に下がっている箇所こそが、動画の改善点そのものであるためです。

YouTube平均視聴時間の計算方法

YouTubeの平均視聴時間は、以下の計算式で算出できます。

  • 平均視聴時間=総再生時間 ÷ 視聴回数

平均視聴時間は、動画が再生された合計時間をリプレイを含めた全ての再生回数で割った平均値です。

例えば、総再生時間が500分で視聴回数が100回の場合、平均視聴時間は5分となります。

YouTube平均視聴時間が短い原因と対策

YouTube平均視聴時間が短い原因は、以下の3つです。

  1. 冒頭での期待値とのズレ
  2. 間延びする編集とテンポの悪さ
  3. ターゲット設定のブレ

各原因に対しては、適切に対策を講じましょう。

原因1:冒頭での期待値とのズレ

視聴時間が短い原因は、サムネイル・タイトルで抱いた期待と動画の冒頭が一致していないことです。

人間の集中力は短く、冒頭で「自分に関係ない」「つまらなそう」と判断すれば即座に離脱してしまいます。

特に、企業動画でやりがちな失敗は冒頭に長いロゴアニメーションや時候の挨拶を入れてしまうことです。

YouTubeの動画ですぐに改善すべきNG構成例は、以下のとおりです。

  • 企業ロゴのアニメーションが5秒以上続く
  • 「こんにちは、〇〇株式会社の△△です。本日は晴天に恵まれ…」という定型挨拶
  • サムネイルで「衝撃の事実!」と煽っているのに、冒頭が落ち着いた説明から始まる

対策として、動画の開始0秒〜5秒には必ず動画を見るメリットや結論を示したコンテンツを配置してください。

最初に結論を出すことでユーザーの早期離脱を防ぎやすくなります。

原因2:間延びする編集とテンポの悪さ

動画の中盤で視聴者が離脱する原因は、情報の密度が薄く編集のテンポが悪いことです。

普段テレビやTikTokを見慣れている視聴者は、無意識のうちに「1秒たりとも退屈したくない」と感じています。

そのため、以下のような間が発生するとストレスを感じて離脱ボタンを押してしまいます。

  • 「えー」「あー」など演者が言葉に詰まっている時間
  • 動きのないスライドや話している人の顔だけが続くなど画面が切り替わらない
  • BGMや効果音がなく淡々としている

上記を防ぐための対策がジェットカットと呼ばれる編集技法で、無言部分を0.1秒単位でカットして話し声を詰めることでテンポを生み出します。

さらに、テロップやズームインなど視覚的な変化を定期的な頻度で入れると、ユーザーが退屈せず離脱を防ぎやすくなります。

原因3:ターゲット設定のブレ

技術的な問題ではなく企画の問題として、「誰に何を伝えたいか」が曖昧な動画は結果的に誰にも見られず視聴時間が短くなります。

多くの企業はできるだけ多くの人に見てもらいたいと考え、ターゲットを広げようとします。

しかし、ターゲットが広いテーマほど競合が強く、内容も当たり障りのない総論になりがちです。

視聴者は自分ごとの情報には食いつきますが、一般論には興味を持ちません。

平均視聴時間を伸ばすためには、確実に最後まで見てくれる人に向けてピンポイントな動画を作る必要があります。

YouTube平均視聴時間を伸ばす構成・企画の鉄則

YouTube平均視聴時間を伸ばす構成・企画の鉄則として、以下の2つを解説します。

  • 構成の鉄則:アバンと山場を作って最後まで視聴者を逃さない
  • 企画の鉄則:あえて目次で飛ばし見させて途中離脱ではなく満足に変える

なぜ上記の2つが有効なのか、具体的な仕掛けを以下で解説します。

構成の鉄則:アバンと山場を作って最後まで視聴者を逃さない

視聴時間を伸ばすための鉄則はアバン(冒頭)で掴み、後半の山場まで引っ張る構成を意図的に作ることです。

漫然と起承転結で話すのではなく、テレビ番組のような視聴率を落とさない構成を取り入れましょう。具体的な構成のテンプレートは以下のとおりです。

パート時間配分役割・内容
1.アバン0:00〜0:15「この動画のハイライト・結論」を最初に見せ、期待値を最大化する
2.導入0:15〜1:00問題提起と共感のパートで「こんな悩みありませんか」と問いかけ、当事者意識を持たせる
3.本編1:00〜8:00解決策を提示するパートで、一番重要なノウハウは後半に残しておく
4.山場8:00〜9:00最大の見せ場で、「ここを見るために視聴者は待っていた」という情報を提供
5.結び9:00〜10:00まとめとチャンネル登録や問い合わせへと誘導するCTAを設置

特に重要なのは、「一番重要な情報を最初に出し切らない」というバランスです。

「動画の後半にすごい情報があるぞ」と冒頭で匂わせれば、視聴者は離脱せずに維持され、結果として平均視聴時間が底上げされます。

企画の鉄則:あえて目次で飛ばし見させて途中離脱ではなく満足に変える

逆説的ですが、タイムスタンプ(目次)を設定してスキップを推奨することが結果的に視聴維持率と総再生時間の確保に有効です。

視聴者が最も嫌うのは欲しい情報がどこにあるか分からず、ダラダラ探す時間です。

目次がないと、視聴者は痺れを切らして戻るボタンを押し、動画から完全に離脱してしまいます。

しかし、目次があれば以下のようなポジティブな行動が生まれます。

視聴者の行動概要
必要な箇所まで飛ぶ動画全体は見られなくても、特定の部分は確実に視聴される
満足して離脱する「知りたいことが分かった」という満足感を持って動画を閉じるため、低評価がつきにくい
再訪する辞書代わりに使える動画としてブックマークされ、何度も見返されて総再生時間が蓄積する

YouTubeのアルゴリズムは、単なる再生時間だけでなく視聴者が満足したかどうかも検知しています。

目次によるユーザビリティ向上は巡り巡って良質な動画との評価に繋がり、検索結果での上位表示にも有利に働きます。

YouTube平均視聴時間の目安を把握して維持率を改善しよう

YouTube動画の評価において、平均視聴時間と視聴維持率は重要な指標です。

目安は10分動画なら40%(4分)、ショート動画なら70%以上、企業チャンネルは35%前後となります。

平均視聴時間や視聴維持率の数値が低い場合、冒頭の期待値とのズレや編集テンポの悪さが主な原因です。

改善には冒頭でメリットを提示する構成や、あえてスキップを促す目次の設置が効果的です。

YouTubeのアルゴリズムに評価されるためには離脱を防ぎ、視聴者の満足度を高める構成へ転換する必要があります。

とはいえ、頭では理解していても日々の業務でYouTube動画の構成や編集を自社だけで実践するのは容易ではありません。

「数値の分析までは手が回らない」「改善策を実行するリソースがない」とお悩みなら、株式会社デジアサにご相談ください。

朝日放送グループで培ったテレビ番組制作のノウハウを活かし、企画・構成からアルゴリズムに好かれる運用までをトータルでサポートします。

YouTube運営におけるデータの分析や改善策の実行でお悩みの場合は、ぜひ一度無料相談まで気軽にお問い合わせください。

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