3カ月で登録者300から1万を超えたYouTubeチャンネル【当社支援例】
こんにちは
朝日放送コンテンツマーケターの藤田謙太郎です。
本日は当社の支援事例を1つご紹介します。
株式会社プレジデンツビジョン様のYouTubeチャンネルの運用代行です。
チャンネルは以下です。
石原尚幸-絶対に倒産しない 裏経営学
こちらのチャンネル、当社がご支援させていただいた後、登録者数が300からたった3カ月で1万を超えました。
今回は、当社がどういう“魔法”を使ったのかを少しご紹介します。ちなみにYouTube広告は一切使っておらず、オーガニックのみで達成しました。毎日投稿やYouTube shortsも一切行っていないです。
成功したポイント1:YouTubeの視聴者ニーズにとことん寄り添った
先ほど“魔法”という表現を使いましたが、結論から申し上げますと、魔法でも何でもなく「YouTubeでやるべき事を確実にやっていった結果:が上記です。
多くのチャンネルでは、この「やるべき事」をほとんどやれていないのが実情です。だからこそ「やるべき事」をやったYouTubeチャンネルが、今回のように勝てるのです。
プレジデンツビジョン様は、代表の石原尚幸様が出光興産ご出身で、退職された後に創業されました。経営コンサルティング事業を行われている企業です。
大前提として、プレジデンツビジョン様には、多くの企業の経営課題、財務課題等を解決するための独自のノウハウをございました。私は昔、曲がりなりにも経営者をしておりましたので、この企業の経営支援内容がいかにレベルの高いものかという事は、石原代表のお話を深く聞けばよく分かりました。
但し、じゃあYouTubeでその高いレベルのノウハウをただ説明すれば多くの再生数と登録者数を得られるのか?というと、答えはNOです。ここが多くの企業様がYouTube運営で最初に間違った判断をしてしまうポイントです。
その企業独自のノウハウ、PRポイント等をすぐに訴求したくなる気持ち、めちゃくちゃ分かります。ただ、YouTubeを見ている人は、失礼を承知で言いますと、そのもっともっと手前にいる人たちなのです。ふわっと分からない事があって、それをふわっと解決したい、もっと言うとそんな課題意識すら持っていない暇潰しの人も多いです(それが悪いという意味ではなく、そういうプラットフォームだと自覚する必要があるという事です)。そこにいきなり、高いレベルの経営支援ノウハウを振りかざしたとしても、最初に視聴者が誰もついてこなくなってしまうのです。
では、プレジデンツビジョン様と当社はまず何をやったのか?
それは「YouTube上で、経営に関して多くの視聴者が知りたい内容、聞きたい内容」に振り切った動画企画を行ったのです。プレジデンツビジョン様で、実際にその支援領域がどこまで得意かはここでは関係はありません。とにかく、YouTubeの人たちが知りたい事だけを発信し続けたのです。この視聴者ニーズ調査分析については、ここでは詳細は書けませんが、当社が様々な手法で行いました。
成功したポイント2:各動画の役割を明確化した
実際にこのチャンネルを見ていただきますと、再生回数がものすごく伸びている動画もあれば、そうではない動画もあると思います、ただ、当社に言わせると、コレで良いのです。
理由は「それぞれの動画に明確な狙いがあるから」です。
例えば、最も再生回数を得ている以下の動画
【裏技】決算書はこの2か所を見るだけで大丈夫!【有料級】
これは実は最初から再生回数が伸びる事を分かっていて投稿をしています。
つまり、視聴者ニーズが高く、この動画を出す事で、より多くの人に視聴されるであろうことを狙って出しています。
一方で、それに比べると以下の動画の再生回数は少ないと感じるかもしれません。
業者は絶対教えない!M&Aはこの3つをおさえろ
ただ、この動画の再生回数は少なくていいんです。
この動画は、バズらせる事が目的ではなく、YouTube上でM&Aについて検索したり、M&Aに関する何らかの他の動画を見た人の関連動画に出たり、そういう「M&Aに興味がある人に繋がる窓」になれば良い、という役割のみを課して出している動画だからです。なので、今のこの再生回数は、当社にすれば「十分過ぎる成果」なのです。
また、以下の動画は他の動画と毛色が全く違いますが、それも「敢えて」そうしています。
誰も気づいてない!落合監督が本当にすごいのはオレ流じゃない!【暴露】
この動画は、YouTubeで拡散して一人でも多くの人に見てもらおう、と思って投稿していません。「落合監督好きに繋がる窓」としても投稿していません。
この動画の狙いは「他の投稿動画を見てYouTubeチャンネルに来てくれた人」に対して「あ、こういう動画もあるんだ」とエンタメ性を感じてもらい、チャンネル登録してもらう為に配置しています。言ってみると、チャンネルそのものに遊びに来てくれた人にお出しする「おもてなし動画」です。
人ってわがままですので、1つの事をひたすら突き詰めたチャンネルよりも、様々な情報を知れるチャンネルの方がお得感を感じやすい、という点を狙っています(あまりに関係のないものはダメですが)。
このように、各動画の役割は実は明確に分かれており、それぞれがそれぞれのポジションで「自分の仕事」をサボらず行っている結果が、この好成績になっているのです。
成功したポイント3:プレジデンツビジョンさんと当社とで作業の棲み分けが明確だった
以下の「企業の声」でもプレジデンツビジョン石原代表は書いてくださっておりますが
石原代表は、経営支援ノウハウについては絶対的な自信をお持ちでしたが、YouTubeでチャンネルを伸ばすという点についてはご自身に知見があまり無いという事を誰よりも自覚されていました。ゆえに、このYouTubeで伸ばすというタスクをプロである当社にお任せ下さいました。
当社が「YouTubeで伸ばすため」という視点でご提案したあらゆる内容は、ともすれば、今までの石原代表がYouTubeでされていた攻め方を否定するものもあったと思います。しかし石原代表は「プロそれぞれが自分の持ち場で全力を尽くさないと成功しない」という考えをお持ちでしたので、当社が伝えた、耳が痛いご提案も真摯に受け止められました。
一方で、コンテンツの本丸となる経営支援のノウハウについては絶対的な自信をお持ちでしたので、当社は動画の企画と構成までは行いますが、一言一句の台本や、黒板に書く内容まではディレクションは一切しませんでした。理由はシンプルで、その領域は、石原代表の方が圧倒的なプロだからです。
このように、お互いに作業の棲み分けを明確にして、それぞれにプロに任せるという姿勢を取った結果が今回の好成績に繋がりました。
最後に・・・・
このチャンネルが成功した要因として、実はもっと細かいノウハウがいくつもあるのですが、それは実際に当社にYouTube運用代行を依頼されたお客様だけが知る事が出来る部分であり特権だと思いますので、ここでは開示は致しません。
最後に1つだけお伝えできる部分としては、YouTubeは自社だけでやろうと思っても必ずドツボにはまります。
かく言う私も、今でこそこうやって攻略方法は分かっていますが、様々なノウハウを気付くまでに自分一人で試行錯誤している時は、数えきれない失敗をしてきています。
YouTubeはプロに頼る事、成功するためにはそれが全ての第一歩だと思います。