Instagramの最適な投稿時間って?時間が重要な理由と見つけ方を解説!
Instagramを効果的に運用するためには、ユーザーが反応しやすい時間帯に投稿することが大切です。しかし、「どの時間に投稿すれば良いか分からない」という方も多いのではないでしょうか。最適な投稿時間は業界によっても変わってくるので注意が必要です。
この記事では、Instagram運用における投稿時間の重要性と、おすすめの投稿時間について詳しく解説します。さらに、自社に合ったベストな投稿時間を見つけるための方法もご紹介するので、ぜひ参考にしてInstagramの効果を高めてください。
Instagram運用において投稿時間が重要な理由
Instagram運用で投稿時間が重要と言われるのには理由が存在します。まずは、投稿時間が重要となる2つの理由を見ていきましょう。
1.投稿時間とアルゴリズムの関係性
Instagramの投稿時間が重要視される理由の1つに、アルゴリズムの影響があります。どの投稿がユーザーに表示されるかは、ユーザーとの「親密度」「関心度」「投稿の新鮮さ」によって決まります。
親密度とは、フォロワーや過去のコメントのやり取りなど、ユーザーと投稿者の関係性がどれだけ深いかを指すものです。この親密度が高いと、投稿が相手のタイムラインに表示されやすくなります。さらに、Instagramはユーザーの過去の行動を分析し、その関心に合った投稿を優先的に表示するため、ユーザーの関心を引く内容であれば表示回数が増加する可能性があります。
また、タイムラインには新しい投稿が優先的に表示されるため、過去の投稿は徐々に埋もれてしまいます。そのため、フォロワーがアクティブな時間帯を狙って投稿することにより、リーチの拡大が期待できるでしょう。
2.投稿時間とエンゲージメントの関係性
投稿時間は、フォロワーとのエンゲージメントを高める上でも重要です。一般的に、Instagramの利用が増えるのは、仕事や学校が終わる17時〜19時ですが、若年層は22時以降に利用が活発になる傾向があります。
ターゲット層により多くの投稿を見てもらうためには、そのライフスタイルに合わせた投稿が重要です。ユーザーの属性や地域ごとに活動時間は異なるため、ターゲット層の活動時間を分析して、最もアクティブな時間帯に投稿すればエンゲージメントが向上する可能性が高まります。
例えば、ターゲット層が会社員であれば、7~8時といった通勤時間や12~13時といった昼休憩に利用する人もいるでしょう。一方、学生であれば、通学時間や学校が終わる17時頃がアクティブな時間帯になります。フォロワーがアクティブな時間帯は、Instagramのインサイト機能を活用して把握できます。
Instagram運用における平日と週末のおすすめ投稿時間
平日と週末ではライフスタイルが異なるため、Instagramを見る時間帯も変わってきます。そのため、投稿時間を平日と週末で調整することが重要です。それぞれに合わせた適切な時間帯に投稿することで、より多くのユーザーに見てもらえる可能性が高まります。
ここからは、平日と週末それぞれのおすすめ投稿時間をご紹介します。
平日のおすすめ投稿時間
平日におすすめの投稿時間は、以下3つの時間帯です。
- 通勤時間(7時~9時)
- 昼休み(12時~13時)
- 仕事終わりから夜(18時~22時)
この3つの時間帯がおすすめの理由を解説します。
通勤時間(7時~9時)
平日は仕事や学校があるため、電車やバスの移動中にInstagramをチェックする人が多くいます。特に、7~9時の時間帯はその傾向が強いため、この時間に投稿することで、ユーザーに見てもらえる確率が高まるでしょう。
朝は他の投稿が比較的少ないため、リーチ数が増えやすく、「いいね」やシェアのチャンスも広がります。ただし、出社後はアクティブユーザーが減少するので、投稿タイミングには注意が必要です。
また、朝の投稿は、短時間でサッと読める内容や、1日の気分を上げるような内容を心がけると効果的です。
昼休み(12時~13時)
平日の昼休み(12~13時)も、投稿するのに適した時間帯です。この時間は、休憩中にInstagramをチェックする人が増えるため、多くのユーザーに投稿を見てもらえる可能性が高まります。
ただし、同じ時間帯に投稿する人が多くなるため、他の投稿に埋もれてしまうリスクもあります。そのため、ユーザーの目を引くために、インパクトのある画像や動画を活用するといった工夫が必要です。例えば、鮮やかなビジュアルや短い動画を使って、視覚的に印象を残しましょう。
また、投稿が埋もれないようにするために、時間を少しずらして複数回投稿することも効果的です。異なるタイミングで投稿を見てもらえるチャンスが増え、エンゲージメントの向上が期待できます。
仕事終わりから夜(18時~22時)
仕事が終わる18時以降も、投稿に適した時間帯です。18時~22時は、帰宅中や自宅でリラックスしながらInstagramをチェックする人が増えるため、特にユーザーがアクティブになる「ゴールデンタイム」と呼ばれます。
ただし、この時間帯は投稿数も多いため、他の投稿に埋もれてしまうリスクがあります。それでもアクティブユーザーが多いため、ターゲット層が興味を持ちやすい内容であれば、「リーチ数」や「いいね」「コメント」を効率的に増やせるでしょう。特に、トレンドや話題性のあるコンテンツを投稿することが大切です。
週末のおすすめ投稿時間
週末のおすすめ投稿時間は、以下3つの時間帯です。
- 午前中(10時~12時)
- 昼過ぎ(15時~17時)
- 夜の時間帯(20時~22時)
3つの時間帯がおすすめの理由をご紹介します。
午前中(10時~12時)
週末の午前中に投稿するなら、10~12時が最適です。平日は早起きする人が多いですが、週末は朝をゆっくり過ごす人が多く、7~9時の早い時間帯にはアクティブユーザーが少ない傾向にあります。
そのため、朝早くに投稿しても、アクティブユーザーがチェックする頃には他の投稿に埋もれてしまう可能性があります。こうしたリスクを避けるためにも、週末の午前中は少し遅めの時間帯に投稿するのが効果的です。
昼過ぎ(15時~17時)
平日の15時~17時は仕事中のため、社会人のアクティブユーザーは少なくなりますが、週末はこの時間帯でもアクティブユーザーが増えるため、投稿するのに適した時間帯といえるでしょう。
この時間帯は、家事や外出の合間にInstagramをチェックする人が多く、じっくりと閲覧する余裕がない場合もあります。そのため、速報性の高い情報や、簡潔に要点を伝える投稿が効果的です。
また、平日・週末を問わず、18時以降はアクティブユーザーが増える傾向にあります。17時までに投稿が間に合わない場合でも、18時〜19時に投稿することで、多くの人に情報を届けられます。
夜の時間帯(20時~22時)
週末の20時~22時は、Instagramのゴールデンタイムです。この時間帯は、1日の終わりにチェックするユーザーが急増し、特に多くのアクティブユーザーにリーチできる貴重な時間です。年齢層も10代から50代以上まで幅広いため、さまざまなターゲット層に向けた内容を投稿しましょう。
ただし、平日と同様に投稿数も増加し、タイムラインの動きが早くなります。そのため、目立つためには、話題性のあるコンテンツを意識して投稿し、ターゲット層の注目を集めましょう。
Instagram運用における業界別のおすすめ投稿時間
業界ごとにターゲット層が異なるため、最適な投稿時間も変わってきます。Instagram運用では、業界に合わせた投稿時間を意識してスケジュールを立てることが大切です。
この記事では、Instagramと特に相性の良い「飲食業界」「小売業界」「観光業界」を例に、それぞれのおすすめ投稿時間をご紹介します。
飲食業界のおすすめ投稿時間
飲食業界のInstagram運用におすすめの投稿時間は次のとおりです。
- 木曜日の夜
- 金曜日の朝や昼
- 土曜日の朝から夕方
飲食業界では、ユーザーが店舗をリサーチする手段としてInstagramをよく利用します。特に週末に外食を考える人が多いため、木曜日の夜や金曜日の朝・昼に投稿することで、リサーチ中のユーザーにアプローチできるでしょう。
また、土曜日は外食を計画するユーザーが多く、朝から夕方までの間にInstagramをチェックする人が増える傾向があります。このタイミングで、ランチやディナーの情報を投稿すれば、来店につながる可能性が高まります。
飲食店の場合、料理の写真や人気のグルメ系ハッシュタグを使うことで、投稿がユーザーの目に留まりやすくなるでしょう。
小売業界のおすすめ投稿時間
小売業界のInstagram運用におすすめの投稿時間は次のとおりです。
- 金曜日の昼から夜
- 土曜日の朝から夜
ユーザーはショッピングの参考としてInstagramを利用することが多く、特に週末は店舗への来店やECサイトへのアクセスが増えます。そのため、金曜日の昼から夜や土曜日の朝から昼に投稿することで、リーチ数を増やすチャンスが高まるでしょう。
特に土曜日は、1日中ショッピングに関する情報を収集するユーザーが多いため、どの時間帯でも効果的にリーチできる可能性があります。新商品やセール情報を投稿すれば、購買意欲を高めるきっかけになるでしょう。
ただし、ターゲットによっては曜日や時間帯を調整する必要があります。例えば、主婦層をターゲットにしている場合は、平日の昼に投稿する方がリーチ数が伸びる可能性があります。
また、Instagram運用では、コアなファンである既存のフォロワーに向けて24時間限定で公開できるストーリーズの活用もおすすめです。ストーリーズはタイムラインの上部に表示されるので、一般の投稿に埋もれる心配がありません。その日のイチオシ情報やセール情報などを発信すれば、購買意欲を刺激できるでしょう。
観光業界のおすすめ投稿時間
観光業界のInstagram運用でおすすめの投稿時間は以下のとおりです。
- 火曜日の昼
- 水曜日の昼
- 金曜日の昼や夜
ユーザーは週末や休暇の計画を立てる際にInstagramを利用することが多いため、火曜日や水曜日の昼、金曜日の昼や夜が最適な投稿タイミングです。この時間帯を狙って投稿することで、リーチ数の増加が期待できます。
観光地の写真や体験談などを投稿することで、ユーザーの訪問意欲をかき立てることができます。観光業界では、特に動画や画像を効果的に使って、視覚的な魅力をアピールすることが重要です。
旅行関連のハッシュタグを付けて投稿すれば検索性が高まるので、投稿を見てもらいやすくなります。外国人観光客向けに英語の文章や英語のハッシュタグを使うのも良いでしょう。
Instagram運用において自社に最適な投稿時間を見つける方法
ここまでInstagramのおすすめ投稿時間についてご紹介しましたが、実際に投稿スケジュールを立てる際は、業界や商品、サービスに合わせて、自社に最適な投稿時間を見つけることが重要です。そこで、自社にぴったりの投稿時間を見つける方法をご紹介します。
ペルソナの生活リズムを考慮し投稿時間を探る
投稿スケジュールを組む際は、ターゲット層のペルソナに合わせた生活リズムを考慮して投稿時間を決めましょう。ターゲットによって生活リズムが異なるため、一般的なおすすめ時間帯に投稿しても効果が出ないことがあります。ペルソナの生活パターンに基づいて最適な時間を見つけることが重要です。
もしターゲットが決まっていても、ペルソナ設定ができていない場合は、その属性を絞り込むことが必要です。ペルソナを明確に設定し、ユーザーの行動や思考、生活リズムを分析して、ベストな投稿時間を見つけましょう。
インサイト機能を活用してフォロワーのアクティブ時間を把握する
自社に適した投稿時間を決めるためには、フォロワーがアクティブな時間帯を把握することが重要です。アクティブ率の高い時間に投稿することで、より多くのフォロワーに情報を届けられます。このデータは、投稿スケジュールを組む際に非常に役立ちます。
フォロワーのアクティブ時間を特定するには、Instagramのインサイト機能を活用しましょう。プロアカウントに切り替えれば無料で利用でき、アクティブ時間だけでなく、インプレッション(表示回数)やフォロワーの属性情報など、さまざまなデータを収集できます。これらのデータをもとに、より効果的な投稿戦略を立てることが可能です。
インサイト機能は、Instagramの「プロフェッショナルダッシュボード」から簡単に確認できます。
過去の投稿データを分析して効果的な時間を分析する
過去の投稿データを分析して、最適な投稿時間を見つける方法もあります。一定の投稿データがあれば、投稿時間や曜日ごとに分類し、リーチの傾向を確認することが可能です。
どの時間帯や曜日にリーチ率が高いか、またどの投稿内容が反響を得たかをチェックしましょう。ただし、リーチ率は投稿内容や投稿本数によっても変動するため、最適な投稿時間を決めるための参考として活用してください。
予約投稿を活用してテスト投稿を実施する
テスト投稿を行い、実際の反応を分析してベストな投稿時間を見つける方法も有効です。Instagramの予約投稿機能を使えば、異なる日時に投稿を設定してテストが可能です。
投稿後は、曜日ごとの時間帯やエンゲージメントの結果を記録し、分析することで、データに基づいた最適な投稿時間を見つけられます。反応の良い時間帯がわかったら、その時間に予約投稿を活用して継続的に投稿することで、ユーザーからの認知度が高まるでしょう。
PDCAを回し、最適な投稿時間を見つける
Instagram運用を成功させるには、PDCAを回すことが重要です。目標を設定し、計画を実行した後、リーチ数やフォロワー数などのデータを分析し、結果に基づいて改善していきます。
この過程で、反応が良かった時間帯やコンテンツの傾向がわかるため、PDCAを繰り返す中で自社に最適な投稿時間が見つかるでしょう。また、エンゲージメントが高かった投稿や反応が少なかった投稿の原因を追究し、内容を改善していくことが成功のカギです。
まとめ:最適な投稿時間を把握し、エンゲージメントの向上を目指そう!
今回は、Instagramの投稿時間の重要性やおすすめの時間帯についてご紹介しました。ビジネスでInstagramを活用する際は、ただ好きなタイミングで投稿するのではなく、ターゲットユーザーに見てもらいやすい時間帯を狙うことが成功のポイントです。
ただし、業界や扱っているサービス、ターゲットによって最適な投稿時間は異なります。ユーザーの行動やデータをしっかり分析し、ターゲットがチェックする時間帯を予測しながら、効果的な投稿を続けていきましょう。きます。重要なマーケティング活動であるため、目的やターゲットを明確にし、自社に最適なSNSや手法を選んで取り組んでみてください。
Instagram運用についてさらに詳しい相談は、「無料相談」より受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。