【2022年最新】TikTokのアルゴリズムについて解説【初心者向け】
TikTokのアルゴリズムがわかれば、タイムラインや検索の「おすすめ」に表示されやすくなり、動画が多くの人から見られるようになります。また、この記事で紹介している重要なポイントを押さえておけば、効率よくフォロワーを増やすことも可能です。
この記事では、そんなTikTokのアルゴリズムの基本と運用者が押さえておきたいポイントを解説します。TikTokの反響を伸ばしたい方は、ぜひ最後までお付き合いください。
TikTokのアルゴリズムは反応で決まる!
TikTokのアルゴリズムは、動画を見たユーザーからの反応によって変わってきます。とはいえ、ただ反応をもらえば良いわけではありません。「加算」と「減算」の2つがあるので、違いをしっかり押さえましょう。
加算される反応
アルゴリズムからプラスに評価される反応は、以下の通りです。
- いいね率
- シェア率
- フォロー率
- コメント率
- 平均再生時間
- 再生完了数
- ダウンロード数
- プロフィール閲覧率
これらの数値が高いほど、タイムラインや検索の「おすすめ」に表示されやすくなります。後ほど詳しく解説しますが、「いいね」や「コメント」といった目に見える反応はもちろん、「動画の再生時間」もTikTokのアルゴリズム攻略で欠かせないポイントです。
減算される反応
一方で、アルゴリズムからマイナス評価される反応は以下の3つ。
- 再生時間が短い
- 滞在時間が短くなる動画を投稿する
- 「興味ありません」ボタンがタップされている
TikTokは他のSNSと比べて、ユーザーの反応が早い事が特徴です。つまり、最初に「つまらない」と思われるとすぐに他の動画に移ってしまい、アルゴリズムからも悪い評価を受けます。また、TikTokの滞在時間が短くなることから、他のSNSへの誘導はマイナス評価の対象です。
TikTokのアルゴリズムを攻略するためのポイント~基本編~
そんなTikTokのアルゴリズムですが、ポイントを押さえておけば十分攻略できます。まずは、基本となる以下の5つのポイントを紹介します。
- 最後まで再生してもらえる
- 何度も見返したくなる
- ユーザーからシェアされる
- コメントをもらえる内容にする
- ハッシュタグチャレンジに参加する
最後まで再生してもらえる
先ほど紹介したように、TikTokは「動画の再生時間」が評価の対象です。
再生時間が長いほど「ユーザーが興味を持った動画」として評価され、より多くのユーザーのタイムラインに表示されます。最初の数秒で惹きつけ、思わず最後まで見たくなるような動画を作りましょう。
またTikTokでは、ユーザーがコメント欄を見ている時間も再生時間に含まれます。再生時間を伸ばす裏技としては、賛否が分かれる動画を投稿しコメント欄でユーザーに議論をさせる方法があります。しかし、極端に否定的な動画だと炎上を起こしてしまう危険性がありますので注意しましょう。
何度も見返したくなる動画を作る
TikTokのようなショートムービーは「何度でも見返したくなるかどうか」が大切です。最後まで見られることはもちろん、何度も見ることで再生回数も増えるからです。
面白い動画はもちろん、「オチが気になって何度も再生したくなる動画」「終わりがわからない動画」もおすすめと言えます。
ユーザーからシェアされる
TikTokはTwitterやLINEといった他のSNSへシェアする機能が充実しています。シェアしたくなるような動画は評価されるだけでなく、再生回数も増えるので一石二鳥です。
特にメインユーザーである若者を意識して、グループLINEなどで友達にシェアしたくなる動画を作るといいでしょう。
コメントがもらえる内容にする
TikTokは「いいね」より「コメント」をもらうことの方が重要です。
なぜならコメントそのものがプラス評価であることに加え、コメントを入れたり読んだりしているうちに再生時間や再生回数が増えるからです。
「面白い」と思ってもらうのはもちろん、「役に立った」「共感できる」というコメントがもらえる動画を作りましょう。
ハッシュタグチャレンジに参加する
TikTokでは「ハッシュタグチャレンジ」というものがあります。
ハッシュタグチャレンジとは、企業の商品やサービスをTikTokのユーザーに宣伝してもらう企画のことです。
ハッシュタグチャレンジはTikTok運用初心者でも再生回数を伸ばしやすく、反応が良かったり動画の再生時間が長ければバズも期待できます。
ハッシュタグチャレンジのお題にあった動画作りにもチャレンジしましょう。
TikTokのアルゴリズムを攻略するためのポイント~実践編~
TikTokで基本的なアルゴリズムのポイントを押さえたら、実際に動画を作って投稿しましょう。
そのとき大切にしたい、以下の5つのポイントをこの章で紹介します。
- 届けたい層を考えてジャンルを選ぶ
- 決まった時間に投稿する
- 人気の音楽を使う
- 動画に合うハッシュタグを使う
- 1ヶ月投稿を続けたら結果を分析する
届けたい層を考えてジャンルを選ぶ
動画を見てほしい層を考えてジャンルを選ぶのは、企業としてアカウントを運用するためには欠かせません。なぜなら、ジャンルを問わず伸びる動画ばかり作っていると、ユーザーから見て「何の発信をしているのか」「何をしている企業なのか」がわからないからです。
そうならないためにも、アカウントの最終目的を考えてジャンルを選びましょう。最終目的には例えば、以下のようなものが考えられます。
- 自社の商品を買ってもらう
- 就活生に自社の魅力を知ってもらう
投稿する時間を揃える
投稿する時間を揃えると、フォロワーから「このアカウントはいつも〇時に投稿する」といったように覚えてもらえます。
投稿時間のおすすめは18時~21時までのゴールデンタイムと言われていますが、正直あまり関係はありません。ただ求めているユーザー層によっては、時間帯が変わってくるのでユーザーについての情報を知ることが大切です。
特に15時~18時の間は、メインユーザーである学生の帰宅時の移動時間なので狙い目といえるでしょう。
もし社会人をターゲットにしたい場合は、学生にも社会人にも見られやすい「昼の12時」がおすすめです。
人気の音楽を使う
TikTokは人気の音楽を使うと、おすすめに表示されやすくなります。必ずしも動画の雰囲気や内容にマッチしている必要はないので、ランキング上位の曲を選びましょう。
ただし、暗い雰囲気の動画にポップな曲を使うなど、動画の内容にそぐわない選曲はおすすめできません。ユーザーに不快感を与えて再生時間が短くなり、アルゴリズムからの評価が下がるので注意しましょう。
動画に合うハッシュタグを使う
動画に合ったタグを選ばなければ、タグ検索したユーザーがすぐに他の動画に移ってしまいます。
人気だからといって動画の内容に合わないタグを使うのは控えましょう。ハッシュタグチャレンジも例外ではありません。
ただし、ある程度運用に慣れてきたら「流行りのハッシュタグ」と「自分が発信するジャンル」を融合させた動画を作るのもひとつの方法です。今までにないような動画で、大きな話題を呼ぶかもしれません。例えば食品メーカーであれば、「 #TikTokレシピ 」のタグを使ってアレンジ料理を投稿すると効果的でしょう。
1ヶ月投稿を続けたら結果を分析する
1ヶ月投稿を続けたら、再生回数が多い動画とそうでない動画に分かれるはずです。このとき「インサイト機能」を使って分析すると、明暗を分けた理由がわかります。
特に、以下の項目が大きく異なる場合が多いです。
- 動画の再生完了率
- 選んだタグ
- シェア数、コメント数
こうした結果を踏まえて「視聴回数の多い動画と同じジャンルの動画を作る」「視聴回数の多い動画と同じタグを使う」といった戦略を立て、2ヶ月目の運用に活かしましょう。
インサイト機能で表示されたデータをエクセルでまとめておくと、自分の投稿に何が足りないのか分析しやすくなるためおすすめです。
まとめ
TikTokのアルゴリズムは良くも悪くも「視聴者の反応」が評価を左右する仕組みです。攻略するためには、「コメントやシェアがもらえる」「再生時間や再生回数を増やせる」などを意識しながら動画を作ってください。
そして、もし動画の再生回数が伸びずに悩んだら、この記事のポイントを見直しましょう。