【事例付き】おすすめのWEB広告の使い方
こんにちは。株式会社デジアサ SNSディレクターの辻倉空(※紹介ページはこちら)です。
WEB広告とは、インターネットを介してWEBサイトやアプリに配信できる広告のことを指します。例えば、GoogleやYahooなどの検索エンジンで表示される広告、InstagramやX(旧Twitter)、LINEなどのSNS内に表示される広告もWEB広告に含まれます。
この記事では、WEB広告の種類や特徴、効果的な活用方法について詳しく解説します。中でも、WEB広告とアプリ広告の違いに焦点を当ててご説明します。
WEB広告とアプリ広告の違いとは?
前述にもありますが、WEB広告とはGoogleやYahooの検索結果に表示される広告や、Instagramのフィードやストーリーズに表示される広告など、クリックするとWEBサイトへ遷移する広告を指します。
一方、アプリ広告は、InstagramやYouTube内に表示され、クリックするとアプリストアに遷移する広告です。
広告媒体の選び方
WEB広告とアプリ広告の両方を配信できる媒体には、Google、Yahoo、Instagram、TikTokなどがあります。しかし、Apple Search Adsのように、アプリ広告のみを配信できる媒体も存在します。
商品の種類やサービス内容に応じて、相性の良い媒体を選ぶことが重要です。効果的な広告配信には、媒体の特性を理解し、適切な選定が求められます。
広告の遷移先について
WEB広告とアプリ広告では、広告をクリックした後の遷移先が異なります。アプリ広告では、クリックするとアプリストアに遷移しますが、WEB広告では広告主が準備したWEBサイトに遷移します。WEB広告の効果を最大化するためには、広告用の専用ページ(以下、LP)を用意することが推奨されます。
LPをどう作り込むかによって効果が大きく変わるため、LPの制作には時間をかけて行うと良いでしょう。
また、WEB広告では広告をクリックしてからWEBサイトに遷移する間に「記事LP」と呼ばれるページを入れる場合も多数あります。記事LPでは漫画でサービスの案内をしたり、体験談を入れたりと、より詳しく商品やサービスの良さを伝えることができます。
例えば、「夫に肌が荒れていると指摘され、その後、友達と会うとその友達はとても肌が綺麗だった。その友達から使っているスキンケア商品を紹介され使ってみると、肌がとても綺麗になった。」という内容の漫画を載せ、その下に、3〜4名程度の体験談が載っている、というスキンケアの広告・記事LPを見たことがある方も多いのではないでしょうか?
漫画にすることでユーザーに興味を持ってもらいやすくなり、体験談を入れることで信憑性を高めるという効果があります。
漫画をLP内に取り入れることでより制作負荷がかかりますが、広告配信時に記事LPを使用している企業は増えてきているため、競合に負けないためにも記事LPの導入を検討しても良いかと思います。
目標設定の重要性
WEB広告はWEBサイトへの遷移を目的とするため、商品購入や資料請求など、WEBサイト内で完結する目標を設定します。一方、アプリ広告では、インストールを経てアプリ内での課金や利用が目標となるため、インストール単価や課金率を考慮した目標設定が必要です。
例えば、ゲームアプリの配信を行う場合、インストールをユーザーにしてもらうだけでは、(広告主の)直接的な利益にはならないため、ゲーム内で課金をしてもらうことが最終目標となります。インストールから課金まで至る課金率を算出し、そこから目標インストール単価を決定する必要があります。
WEB広告もWEBサイト内で購入に至れば利益にはなりますが、例えば資料申し込みが広告出稿としての目標だった場合、資料申し込みから契約までの契約率を算出し、そこから目標とする資料申し込み単価を決定する必要があります。
効果測定と計測ツールの選び方
WEB広告とアプリ広告では、計測ツールも異なります。WEB広告にはGoogle Analyticsやアドエビスなどがあり、広告の効果を詳細に分析できます。アプリ広告では、AppsFlyerやAdjustといったSDKツールが利用されます。ツールのUIや機能は異なるため、使いやすいものを選ぶことが重要です。
実際の広告運用事例
WEB広告・アプリ広告を出稿した私の体験談をお話しします。
前述した通り、WEB広告と相性が良い媒体、アプリ広告と相性が良い媒体があります。また、商品やサービスによって相性が良い媒体も異なります。
そこで、広告を出稿したい企業から依頼が来た際の具体的なステップについてご紹介します。
STEP1.サービスの理解をする
- どんな商品、サービスなのか?
どんなターゲットに広告を見せたいのか?
- 具体的な目標は何か?
どの媒体で広告配信をするのが良いのかを決めてから準備に入らないといけないため、広告媒体選定は1番に行いたい作業です。
STEP2.配信する媒体を選定する
例えばゲームアプリの案件相談が来たとしましょう。私なら以下の優先度で媒体選定をします。
- YouTube広告
- Meta広告
- TikTok広告
- X(旧Twitter)広告
- Apple Search Ads
STEP3.媒体にかける予算を決定する
もちろん、広告予算に応じて媒体の数も変わります。上記の媒体から、どの媒体で、どのぐらいの予算をかけるかを決めていきます。その際、媒体の特性を整理しながら考えるとよいでしょう。
YouTube広告は多くのユーザーが利用しているSNSである事、またゲームと相性の良い媒体です。
Meta広告は利用ユーザーとゲームの相性はそこまで良い訳では無いですが、安定して配信しやすい媒体なので選びます。
TikTok広告は動画に特化した媒体の為、実際のゲーム内容やプロモーションを見せてユーザーの興味を惹くには良いと考えます。
X広告は利用ユーザーとゲームの相性はとても良いですが、X広告はインストールを目的とする獲得広告よりは商品やサービスを知ってもらう認知広告の方が相性が良いと思っているので、今回は少し優先度が低めです。
Apple Search Adsは唯一の検索広告です。商品やサービス名で検索をするユーザーの取りこぼしを防ぐ意図でも実施したい媒体です。
過去に単月3,000万円の広告予算でゲームアプリの広告を運用した際には、YouTube広告、Meta広告、TikTok広告、X広告、Apple Search Adsをメインに活用しました。
まとめ
この記事では、WEB広告の基礎知識と効果的な活用方法について解説しました。WEB広告は奥が深く、正しく運用することでビジネスに大きな利益をもたらします。
今回紹介した内容は、WEB広告のほんの一部です。特性や最新のアップデート情報等を定期的にチェックし、上手く活用していきましょう。
(文:SNSディレクター 辻倉空 ※紹介ページはこちら )
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