X動画とは?保存・投稿方法・動画広告の仕様を解説

Xで動画を活用したいものの、「動画は保存できるのか」「広告として配信する場合は何を確認すべきか」と悩む企業担当者も多いのではないでしょうか。
X動画は商品紹介・キャンペーン告知・採用広報などに活用しやすい一方で、投稿仕様や広告の入稿条件、著作権・肖像権などの確認が欠かせません。
本記事ではX動画の基本から保存・投稿方法、動画広告の仕様、企業が注意すべきポイントまでわかりやすく解説します。
X動画とは?企業が活用できる動画コンテンツ
X動画とは、X上のポストに添付・投稿できる動画コンテンツのことです。
Xでは、主に以下の方法で動画を共有できます。
- アプリで動画を録画して投稿する
- 端末内に保存されている動画をインポートする
- Xに動画ファイルをアップロードする
- ライブ放送を行う
企業アカウントでは、商品紹介・キャンペーン告知・イベントレポートなど、テキストだけでは伝わりにくい情報を視覚的に届ける手段として活用できます。
なお、動画の長さや容量はアカウント条件によって異なるため、投稿前に公式仕様を確認しておくことが重要です。
X動画でできること
X動画では通常の動画投稿だけでなく、ライブ放送や動画の共有、字幕表示、タイムスタンプの活用などにも対応しています。
タイムスタンプを設定すれば、動画内の特定箇所を示せるため、商品デモやセミナー動画の見どころを案内しやすくなります。
また、XではSRT形式のキャプションファイルをアップロードできるため、音声なしで視聴するユーザーにも内容を届けやすい点が特徴です。
広告面では、「動画広告」「バーティカルビデオ広告」「Amplify」「ライブ」などの動画関連フォーマットも用意されています。
参考:キャプションファイル(.srt)をポストにアップロードする方法|X
参考:X広告のフォーマット|X
企業マーケティングでX動画を活用するメリット
企業がX動画を活用するメリットは、短時間で商品やサービスの魅力を伝えやすい点です。
実際に、X公式では投稿にメディアを追加するとタイムライン上で目立ちやすくなると説明しています。
また、認知拡大を目的とする場合は、動画視聴型のキャンペーンも選択肢になります。
なお、動画広告では「冒頭で注意を引く」「ロゴを明確に入れる」「字幕を付ける」といった工夫が必要です。
そのため、広告用動画は通常投稿よりも設計を細かく考える必要があります。
なお、Xで動画投稿の露出を高める考え方を知りたい方は、「Xアルゴリズムとは?企業が押さえる最新の運用戦略を解説」もあわせてご覧ください。
X動画は保存・ダウンロードできる?
X動画は、条件を満たせば公式機能で保存・ダウンロードが可能です。
実際に、X公式では有料プラン加入者が一部のポストから動画をダウンロードできると案内されています。
ただし、「保存できること」と「自由に転載・広告利用できること」は別です。
企業利用では保存の可否だけでなく、著作権や利用許諾の確認まで含めて判断する必要があります。
公式機能・外部ツールで保存する際の注意点
公式機能で動画を保存する場合、投稿者側は投稿前にダウンロード許可設定を確認しておく必要があります。
一度ダウンロードを許可すると投稿後に変更できず、後から無効にするにはポスト自体を削除しなければなりません。
なお、外部ツールを使った保存は、Xが保証している公式の手段ではありません。
企業アカウントで利用する場合、マルウェア・情報漏えい・規約違反のリスクがあるため、安易な利用は避けるのが安全です。
広告素材や再利用する素材は、X上から保存するのではなく、制作元の原本データを管理しましょう。
他人のX動画を保存・転載・広告利用する際の注意点
他人のX動画を保存できたとしても、自社SNSへの転載や広告利用が認められるとは限りません。
実際に、Xの規約では、著作権や商標など他者の知的財産権を侵害してはならないとされています。
広告利用では、動画の投稿者だけでなく、撮影者・出演者・音楽・ロゴ・背景に映る素材などの権利確認も必要です。
利用する場合は、利用範囲・媒体・期間・加工可否を文書で確認しておくと安心です。
参考:Xルール|X
Xに動画を投稿する方法と投稿できないときの原因
Xに動画を投稿する際は、スマホ・PCのどちらから投稿するかによって手順が少し異なります。
また、動画の長さや容量、形式などが仕様に合っていない場合、正常にアップロードできないケースがあります。
企業アカウントで動画を活用する場合は、投稿前に基本的な手順と確認項目を把握しておくことが大切です。
スマホ・PCから動画を投稿する手順
スマホで投稿する場合は、ポストアイコンをタップし、動画を撮影するか端末内の動画を選択します。
必要に応じて動画の長さを調整し、プレビューで内容を確認してから本文を入力して投稿しましょう。
PCでは、Xのポスト作成ボックスを開き、ギャラリーボタンから動画ファイルを選択します。
サポートされていない形式の場合はメッセージが表示されるため、投稿前にファイル形式や容量を確認しましょう。
企業投稿では、本文のCTA・リンク・字幕・ロゴ表示・権利確認・ダウンロード許可設定まで見直してから公開することが大切です。
動画を投稿できないときに確認する項目
Xに動画を投稿できないときは、まず動画の長さ・容量・形式・解像度を確認しましょう。
X公式でも、長い動画のアップロードで問題が起きた場合、以下の項目を確認することが推奨されています。
- インターネット接続に問題がないか
- 対応しているブラウザ・端末を使用しているか
- ファイルサイズが上限を超えていないか
- 動画形式が対応形式に合っているか
なお、広告用動画の場合は、通常投稿とは別に広告フォーマットごとの仕様の確認も必要です。
たとえば、Xの動画広告では15秒以下が推奨され、最大2分20秒まで対応しています。
また、技術的には投稿できる動画でも、著作権やXの規約に抵触する素材が含まれている場合もあります。
公開時や広告審査で問題になる可能性があるため、投稿前に権利面も確認しましょう。
X動画の投稿仕様|長さ・容量・形式・サイズの基本
X動画を投稿する際は、アカウント種別や投稿環境によって対応できる長さ・容量・形式が異なります。
特に、企業アカウントでは「通常投稿なのか、広告配信なのか」「スマホ中心の運用なのか、PCで管理するのか」によって、適した動画仕様も変わります。
投稿後のトラブルや広告審査での差し戻しを防ぐためにも、あらかじめ基本仕様を整理しておきましょう。
通常アカウントとXプレミアムの動画仕様の違い
通常アカウントとXプレミアムの主な違いは、投稿できる動画の長さとファイル容量です。
通常アカウントでは最大140秒・512MBまでですが、Xプレミアムでは最大4時間・16GBまで投稿できます。
ただし、AndroidではXプレミアムでも最大10分と案内されているため、投稿する端末や運用フローも確認しておきましょう。
| 種別 | 動画の長さ・容量 | 向いている用途 |
| 通常アカウント | 最大140秒・512MB | 商品紹介、キャンペーン告知、イベント告知 |
| Xプレミアム | 最大4時間・16GB※ただし、Androidでは最大10分 | インタビュー、セミナー、採用広報、長尺コンテンツ |
なお、企業アカウントでXプレミアムを検討する場合は、「視聴者が最後まで見続けやすい内容か」もあわせて考える必要があります。
認知拡大や広告配信を目的にするなら、長尺版とは別に短尺の編集版を用意するほうが実務では扱いやすくなります。
参考:Xで動画を共有および視聴する方法|X
参考:Xプレミアムサブスクライバー向けの長い動画について|X
企業アカウントでおすすめの動画形式・比率
企業アカウントでX動画を制作する場合、形式はMP4を第一候補にし、必要に応じてMOVも対応候補に入れると整理しやすくなります。
なお、動画の圧縮形式はH.264、音声形式はAAC LCが推奨されており、フレームレートは最大60fpsまで対応しています。
動画の比率は、施策の目的に合わせて以下のように使い分けましょう。
| 比率 | 向いている用途 |
| 「9:16」 | 縦型動画、スマホ全画面、バーティカルビデオ広告 |
| 「1:1」 | タイムライン上で見やすい汎用動画 |
| 「16:9」 | ウェビナー、YouTube素材、横長の説明動画 |
| 「4:5」「2:3」 | 縦長寄りの広告クリエイティブ |
なお、動画広告では「1:1」「1.91:1」「16:9」「9:16」に加え、「4:5」「2:3」も対応比率として示されています。
また、XではSRT形式のキャプションファイルをアップロードでき、自動字幕の誤認識を避けたい場合は字幕ファイルを自作する方法もあります。
参考:X広告クリエイティブの仕様|X
参考:Media Studioライブラリ|X
X動画広告とは?通常投稿との違い
X動画広告とは、動画クリエイティブを使ってX上で有料配信する広告のことです。
通常投稿はフォロワーや自然流入による閲覧が中心ですが、広告では配信目的・ターゲティング・予算・配信期間などを設定して動画を届けられます。
Xでは、プロモ広告・バーティカルビデオ広告・Amplify・テイクオーバー・ライブなどの広告形式が用意されています。
プロモ広告の中には動画広告やカルーセル広告もあり、商品・サービス紹介、Webサイト誘導、アプリ誘導、ブランドメッセージの訴求などに使えます。
通常投稿との大きな違いは、広告では入稿仕様・広告ポリシー・審査を確認する必要がある点です。
通常投稿で問題なく表示できた動画でも、広告として配信する場合はファイル容量・動画の尺・比率などを改めて確認しましょう。
なお、X動画広告のメリットや具体的な活用方法を詳しく知りたい方は、「X(旧Twitter)動画広告のメリットは?プロモーション戦略にはこう活かす!」も参考にしてください。
参考:X広告のフォーマット|X
X動画広告の主な種類と活用シーン
X動画広告は目的に応じて形式を選ぶことが重要で、主な種類と活用シーンは以下のとおりです。
| 広告形式 | 主な特徴 | 活用シーン |
| 動画広告 | 商品・サービスを動画で訴求 | 新商品告知、Webサイト誘導 |
| バーティカルビデオ広告 | フルスクリーン・縦型動画広告 | 認知拡大、スマホ向け訴求 |
| カルーセル広告 | 最大6枚の画像・動画を横スワイプで表示 | 複数商品、機能紹介 |
| Amplifyプレロール | パートナー動画の前に広告配信 | ブランド認知、動画視聴 |
| テイクオーバー | 「タイムライン」や「話題を検索」タブなどに表示される大型枠 | 大規模キャンペーン |
たとえば、スマホ全画面で印象づけたい場合はバーティカルビデオ広告、複数の商品や訴求を見せたい場合はカルーセル広告が候補です。
参考:X広告のフォーマット|X
X動画広告で確認すべき入稿仕様
X動画広告を入稿する前に、少なくともファイル形式・容量・動画の尺・比率・解像度・コーデックを確認しましょう。
Xが規定する広告の仕様は、以下のとおりです。
| 確認項目 | Xで入稿できる動画の仕様 |
| ファイル形式 | MP4またはMOV |
| 容量 | 最大1GB |
| 動画尺 | 15秒以下推奨、最大2分20秒 |
| コーデック | H.264 |
| 音声 | AAC LC |
| 比率 | 「1:1」「16:9」「9:16」「4:5」「2:3」など |
入稿時は、サムネイル・字幕・CTA・リンク先ページも確認対象に含めると審査や配信後のユーザー体験で問題が起きにくくなります。
企業担当者がX動画を扱うときの注意点
X動画で使う素材は、投稿前に権利関係を確認しましょう。特に、以下の項目は事前に利用許諾や使用条件を確認しておくことが重要です。
- 動画素材
- 写真
- イラスト
- BGM
- 効果音
- ナレーション
- 出演者の肖像
- 撮影場所
- 第三者のロゴや商標
無料素材であっても、商用利用・広告利用・改変・クレジット表記の条件が設定されている場合があります。
X広告では、著作権を侵害するコンテンツの広告配信は、グローバルで禁止されています。
ネット上で見つけた画像やライブ動画なども、無条件に使えるわけではありません。
また、映像内の写り込みについても、背景に偶然小さく写り込む場合と本来の撮影対象として使う場合では扱いが異なります。
そのため、特に広告利用では慎重な確認が必要です。
投稿・広告配信前に確認したいチェックリスト
X動画を公開する前に、社内で確認項目をチェックリスト化しておくと投稿ミスや審査落ちのリスクを減らしやすくなります。
特に、広告では動画そのものだけでなく、投稿文・リンク先・CTA・ターゲティング・業種別ポリシーまで確認しましょう。
| 分類 | チェック項目 |
| 動画仕様 | 尺、容量、形式、比率、解像度は要件に合っているか |
| クリエイティブ | 冒頭数秒で内容が伝わるか、字幕は読みやすいか |
| 権利確認 | BGM、素材、出演者、撮影場所の許諾はあるか |
| 広告審査 | 広告ポリシーや制限カテゴリに抵触しないか |
| 導線 | URL、LP、CTA、問い合わせ先は正しいか |
| 運用体制 | 投稿後のコメント、引用、問い合わせ対応を決めているか |
Xでは違法・有害・誤認を招く広告は禁止され、制限カテゴリに該当する場合は、事前承認が必要になる場合があります。
また、誇張表現や誤解を招く訴求、実現性のない結果を示す広告も禁止対象として示されています。
参考:X Ads policies|X
参考:Deceptive & Fraudulent Content|X
まとめ|X動画は保存・投稿・広告の目的別に仕様を確認しよう
X動画は、商品紹介やキャンペーン告知、採用広報などを視覚的に伝えられるコンテンツです。
投稿時は動画の長さ・容量・形式・比率などの仕様を確認し、通常アカウントとXプレミアムの違いも把握しておく必要があります。
また、動画広告では入稿仕様・広告ポリシー・CTA・リンク先の確認が重要です。
他人の動画や素材を利用する場合は、著作権・肖像権・利用許諾を事前に確認し、安全に運用しましょう。
なお、Xの運用で成果を高めるには媒体ごとの仕様の理解だけでなく、目的に合わせた企画設計や投稿改善が欠かせません。
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