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企業YouTubeのKPIはこの5つだけ。再生回数・登録者数より重要な数字とは?

ASAHIメソッド
更新日:
企業YouTubeのKPIはこの5つだけ。再生回数・登録者数より重要な数字とは?

こんにちは。
株式会社デジアサ(朝日放送グループ)のコンテンツマーケター 藤田謙太郎です。

藤田 謙太郎

この記事の著者

藤田 謙太郎

コンテンツマーケター

SNSマーケティング事業を10年以上行ってきた経験を持つ、実践派コンテンツマーケター。 机上の空論や流行の理論にとらわれず、現場で培った圧倒的な「場数」に基づく支援が強み。 朝日放送にジョインしてからは、クライアントの課題に寄り添い、 本当に成果につながる実践的な戦略立案から実行までをトータルでサポート。

この記事でわかること

  • 再生回数や登録者数以上に追うべき「主要5つのYouTube KPI」
  • YouTubeインプレッションやインプレッション増加率の具体的な目安
  • サムネイルCTR(クリック率)や平均視聴維持率の改善ポイント
  • YouTube Studio(アナリティクス)を活用した企業YouTubeの分析・運用改善方法

第1章 KPI①「インプレッション」=そもそもYouTubeが動画を見せてくれているか?

データ分析

YouTubeを運用するなら、まず見てほしいのが「インプレッション」です。 簡単に言えば、あなたの動画のサムネイルがYouTube上で表示された回数です。

YouTubeのホーム画面に「あなたへのおすすめ」として動画が並びますよね。そこに自社の動画が表示されたら、インプレッションが発生します。  要は、YouTubeがあなたの動画を「この人にも見せてみよう」と、どれだけ人の画面に出してくれたのか?を見る数字です。

なので再生回数が少なくても、いきなり「動画の内容が悪い」と判断するのは早いです。そもそもYouTubeが動画をほとんど表示してくれていない可能性があります。

デジアサでは投稿7日後の一つの目安として、

  • ビッグワード:30,000回
  • ミドルワード:10,000回
  • ノーマルワード:5,000回
  • スモールワード:2,000回 程度で見ています。

ただし、テーマによって見たい人の数は違います。大事なのは「3万回いかなかったからダメ」ではなく、「このテーマなら本来どれくらい表示されてもおかしくないのか?」を見ることです。

第2章 KPI②「インプレッション増加率」=投稿後もYouTubeが広げ続けているか?

次は「インプレッション増加率」です。 これは、「動画を投稿した後、YouTubeがどこまでその動画を広げ続けてくれたか?」を見る数字です。

例えば、

  • 24時間後:10,000回
  • 7日後:40,000回 なら4倍。

投稿直後だけで終わらず、その後もYouTubeがいろいろな人の画面に動画を出し続けてくれたということです。

逆に、

  • 24時間後:10,000回
  • 7日後:15,000回 なら1.5倍。最初は表示されたけど、その後ほとんど広がっていません。

デジアサでは、

  • 2倍未満:要改善
  • 2〜3倍未満:やや弱い
  • 3〜5倍未満:標準
  • 5〜10倍未満:優秀
  • 10倍以上:非常に優秀 を一つの目安にしています。

特に2倍未満なら、一度原因を考えた方がいいです。投稿直後だけ表示されて終わったのか。それともYouTubeが「まだこの動画を見せてみよう」と広げ続けてくれたのか。ここを見ます。

第3章 KPI③「サムネイルクリック率」=表示された瞬間に「見たい」と思われたか?

3つ目は「サムネイルのクリック率(YouTube CTR)」です。 これはYouTubeが動画を表示してくれた。その中で実際に「これ見たい」とクリックしてくれた人が何%いたのか?を見る数字です。 10,000回表示されて500回クリックされたら、クリック率は5%です。

デジアサでは投稿7日後の目安として、

  • 3%未満:要改善
  • 3〜5%:標準
  • 5〜7%:優秀
  • 7%以上:非常に優秀 くらいで見ています。

特に3%未満なら、動画の中身を直す前にタイトルやサムネイルを疑った方がいいです。なぜなら、そもそも動画の中身を見るところまで来てもらえていないからです。逆にクリック率が高いのに再生回数が少ないなら、「クリックはされている。じゃあ、そもそも表示回数が少ないのでは?」と別の原因を疑えます。

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第4章 KPI④「視聴維持率」=クリックした人が途中で逃げていないか?

サムネイルを見てクリックしてくれた。でも30秒後にはその視聴者の約半分が動画から離脱していたら? 入口は成功しているけど、中身で負けている可能性があります。 そこで見るのが視聴維持率(平均視聴維持率)です。

デジアサでは特に、30秒地点と5分地点の差を見ます。例えば、

  • 30秒:85%
  • 5分:55% なら30ポイント低下です。

目安は、

  • 26ポイント以上:要改善
  • 16〜25ポイント:やや弱い
  • 9〜15ポイント:標準
  • 4〜8ポイント:優秀
  • 0〜3ポイント:非常に優秀 です。

ここで大事なのは「平均視聴維持率〇%でした」で終わらないこと。 どこで人が逃げたのか?まで見ます。 冒頭で一気に落ちているなら、動画の入り方を疑う。途中で落ちているなら、その直前の話や構成を疑う。 離脱した場所を見ることで、次の動画で何を直すべきかが具体的になります。

第5章 KPI⑤「狙いたい人に届いているか」=再生されても相手が違えば意味がない

動画再生画面

最後は、企業YouTubeでは特に重要です。 例えば、50代の中小企業経営者から問い合わせを獲得するためにYouTubeを運用しているとします。ある動画が10万回再生された。 「10万回いった!大成功!」と思いますよね。

でもYouTube Studio(アナリティクス)を見たら、視聴者の中心が10〜20代だった。 これなら私は、10万回再生されていても一度立ち止まった方がいいと思います。

逆に5,000回再生でも、40〜60代の経営者やビジネスに関心のある人が中心なら、企業によってはこちらの動画の方が圧倒的に価値があります。

YouTube アナリティクスでは年齢・性別・地域などを確認できます。関連データを組み合わせれば興味関心も分析できます。だから、「何人見た?」だけではなく、「誰が見た?」まで見ることが重要です。 狙っている人と実際の視聴者が大きくズレているなら、再生回数が多くても企画を見直す。これが5つ目のKPIです。

第6章 この5つ以外、本当に見なくていいの?

YouTube Studioには、再生回数、登録者数、高評価、コメント、総再生時間、ユニーク視聴者など、たくさんの指標があります。それら指標はもちろん必要に応じて見ます。 でも、最初から全部追いかける必要はありません。

まずは、

  1. YouTubeがどれだけ表示した?(インプレッション)
  2. その後どれだけ広げた?(インプレッション増加率)
  3. 表示された人がどれだけクリックした?(サムネイルCTR)
  4. クリックした人がどれだけ見続けた?(視聴維持率)
  5. そもそも狙った人に見てもらった?(視聴者属性・ターゲティング)

この5つです。

この順番で見ると、

  • 表示されていないのか?
  • 表示されたけど押されていないのか?
  • 押されたけど途中で逃げられたのか?
  • 伸びたけど、そもそも違う人に届いたのか?

が全てシンプルに分かります。つまり、「なぜこの動画が伸びた/伸びなかったのか?」を切り分けるための5つだと思ってください。

第7章 この数字だったら、プロによる改善が必要です

では、どの数字なら要注意なのか? デジアサでは一つの目安として、

  • インプレッション ➔ テーマごとの適正値を精査
  • インプレッション増加率 ➔ 2倍未満
  • サムネイルのクリック率 ➔ 3%未満
  • 視聴維持率 ➔ 30秒➔5分で26ポイント以上低下
  • 視聴者属性 ➔ 狙ったターゲットとのズレを精査

と見ています。

ただ、ここからが難しい。 数字を見るだけなら誰でもできます。難しいのは「なぜ、その数字になったの?」を判断することです。

例えば、クリック率が2.5%だった。 タイトルが悪い?サムネイルが悪い?それとも、そもそも企画が弱い?

視聴維持率が悪いなら、冒頭?話し方?構成? インプレッションが伸びないなら、テーマ?競合?視聴者満足? 原因によって、やることは全然違います。

ここを間違えると、本当は企画を変えるべきなのにサムネイルだけ変え続けるみたいなことが普通に起こります。 なので、数字 ➔ 原因 ➔ 次に何を変えるかまで考える。 ここはYouTube運用の経験がかなり必要になる部分です。

第8章 デジアサは「数字を見る」だけではなく「次に何を変えるか」まで考えます

データ分析のイメージ図

デジアサでは、「今月の再生回数は〇回でした」「サムネイルのクリック率は〇%でした」で終わりにはしません。 それだけならYouTube Studioを開けば見られます。 大事なのは、「で、次の動画は何を変えるの?」です。

  • サムネイルのクリック率が悪ければ、タイトル・サムネイル・企画を検証する。
  • 視聴維持率が悪ければ、実際に離脱した場所を見て構成を変える。
  • インプレッションが伸びなければ、テーマそのものまで戻る。
  • ターゲットがズレていれば、次の企画から修正する。

つまり、分析 ➔ 原因特定 ➔ 改善 ➔ 次の動画 ➔ 再分析 まで回します。

YouTube Studioを開いて数字は見ている。でも、「で、結局何を直せばいいの?」が分からない。 そんな企業様は、ぜひ一度デジアサへご相談ください。 数字を見るところではなく、その数字を次の動画の成果につなげるところまで支援します。

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