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ノウハウブログ

動画制作|構成表の作り方

ネット社会の発展が著しく進み、ITを生かした戦略がビジネスでカギを握るようになりました。その中でも、誰もが挑戦できる方法が動画マーケティングです。ただし、動画制作は地味な作業も必要となります。ここでは、動画制作のベースともいえる構成表の作り方を解説しましょう。

動画の構成表を作るべき理由

動画を作るにあたって、わざわざ構成表から作成することを億劫に感じる人もいるかもしれません。しかし、構成表は動画の流れを把握するうえで必要不可欠です。他にもメリットが数多くあるため、内容をしっかりと考えなければなりません。

動画の目的がわかりやすくなる

構成表は、動画の導入から結論までを結びつける存在です。あらかじめ内容を理解することで、撮影時にも多くの気づきが得られます。動画は作る側がコンセプトを理解しないと視聴者には伝わりません。 

内容を把握しないまま撮影に臨む人がいるのかと疑問に思う人もいるでしょう。しかし、台本を作っておかなければ、たとえプロでも目的を見失うケースが少なくありません。

何を紹介しどう今後のビジネスに生かしたいかを全員が共有することで価値のある作品が生まれます。視聴者の望んでいる内容を理解し、構成表づくりに生かしましょう。

無駄のない動画を作ることができる

構成表が果たす役割は、撮影する際に迷わないよう起承転結を明確にすることです。あらかじめストーリーを考えておかなければ、動画に無駄が多くなってしまいます。作品を手がけるうえで、最も難しいのはアイデアの取捨選択です。

アイデアを増やす場合は、担当者全員の力を合わせればスムーズに進みます。しかし、これらを整理するとなると、想像以上に時間がかかるものです。取捨選択せずに動画を作れば、当然ボリュームが多すぎて何を伝えたいのか分からなくなってしまいます。情報を整理する観点からも、構成表は重要な役割を担うといえるでしょう。

ターゲット層を具体的に定めることができる

動画を制作する際には、全員から評価されるような作品を目指してはいけません。意図が不明確になりやすく、方向性も定まらなくなるからです。構成を作る前に、企画書も作成してターゲット層を具体的に決めなければなりません。

そうすれば、動画の流れもある程度見えてくるでしょう。特に、若年層をターゲットにする場合は過去にバズを引き起こした作品を参考にする方法もあります。若年層は小さい頃から動画を見て育ち、YouTubeやニコニコ動画、TikTokなどであらゆる作品を知っているためです。ターゲットに何が刺さるかを研究することが求められます。

構成表の作り方の例

では、ここで構成表の作り方の例を紹介します。ただし、あくまで例であるため参考程度にとどめてください。

(会社紹介動画:例)

流れ機材・道具時間配分
子どもが勉強をせず、注意しても聞かないために悩んでいないかを尋ねる導入。

その解決法として自社サービス(学習塾)があることを紹介
・親と子が写っているイメージ画像

・有料ソフトでエフェクトを設定する
30秒
自社で勉強するメリットを紹介
1.勉強の楽しさを最優先
2.受験合格率90%超え
3.論文や面接試験にも徹底対応

社員が教壇に立ち、授業するような雰囲気で解説する
・ジンバルorスマホスタンド
→機材を固定するため

・ポインター
→ポインターを指したところにメリットを紹介した字幕を設定する
1分
自社がオリジナルで作っている受験用テキストも好評である旨を解説

※解答書の解説に力を入れており、子供は自分が何で間違えたかをしっかりと把握できるなど。
・オリジナルテキスト
→社員が持って説明するだけではなく、テキスト内の該当ページを表示する
1分45秒
勉強は「楽しい」から始まることを再確認し、学習塾を検討するよう誘導する動画の最後に電話番号やメールアドレスが分かる画像を表示する45秒

構成表作りで押さえたいポイント

構成表作りで押さえたいポイントは、単純な動画の流れだけではありません。目的意識を明確にしなければ、構成の強みも引き出せなくなってしまいます。意識したい部分を取り上げて説明しましょう。

必要な機材や道具をリストアップする

構成表を作ったら、必要な機材や道具をリストアップしたほうがいいでしょう。そうすることによりメモとしての機能も果たします。

起承転結、あるいは序論・本論・結論のどの部分で使うかを具体的に明記しましょう。特に撮影時には、三脚やスマホスタンドも必要となるはずです。これらをどう使うかも、あらかじめ記しておくと撮影しやすくなります。

「誰に・何を届ける」かを意識する

構成を考えるうえでは、「誰に・何を届ける」かを意識してください。軸となるコンセプトにブレがあると、視聴回数やリーチ数が伸び悩む一因となります。加えて、テーマ選びも重要です。視聴者のニーズに応えられない動画は、再生されたとしてもすぐに離脱されてしまいます。

そのため構成を作る前に、ターゲット層がどのような悩みを抱える傾向にあるかをリサーチすることがおすすめです。ネットニュースやコラムでは、日常生活における小さな悩みにも焦点を当てています。これらを読めば、動画のヒントを手に入れられるかもしれません。無料で読めるものも多いため、幅広く情報を収集しましょう。

構成を3〜4部に分けると作りやすい

構成は、基本的に3〜4部に分けると作りやすくなります。まず、動画は最長でも5〜6分程度にとどめたほうが無難です。30分程度の時間を使った長尺動画のほうがより多くのアピールができるかもしれません。しかし視聴者は飽きてしまいます。

無駄な内容を削除するためにも、できる限りコンパクトにした動画が望ましいでしょう。一方で、YouTubeに投稿する場合は、アルゴリズムの都合で動画時間は8分以上が望ましいといった見方もあります。アルゴリズムとは、おすすめ動画や関連動画を優先的に表示させる仕組みのことです。

構成の内容と見比べて、「序論・本論・結論」または「起承転結」の時間配分を決めましょう。いったん投稿した後で、何度かに分けて徐々に修正をかけても問題ありません。無駄を省き、テンポの良い動画づくりを心がけましょう。視聴者が動画を気に入れば、過去の投稿を遡って見てもらえる可能性もあり、メッセージを伝えるチャンスがさらに拡がるでしょう。

字幕やBGM素材もあわせて確認する

撮影後にすぐ編集に取りかかれるよう、あらかじめ構成表の段階から字幕やBGM素材を準備しておきましょう。字幕はWondershare Filmoraなどの編集ソフトで制作することも可能ですが、それ以外にも専用アプリ単体で素材から全てを準備できるものもあります。

効果音は、無料ながらも豊富に材料が揃えられている「効果音アプリ」がおすすめです。インストールしてみて、物足りなさを感じたら別のアプリやその他素材も活用しましょう。字幕と同じように、編集ソフトでまとめて対応する方法もあります。

構成表作りにおける注意点

最後に構成表作りで、注意したいポイントをまとめます。やり方を間違えてしまうと、期待しているような結果に繋がらない可能性もあります。企業であれば、動画制作以外にも日々の業務でなかなか動画制作の余裕がないはずです。効率化を図りつつ、完成度の高い構成表を作成しましょう。

熟考しすぎてしまう

構成表は熟考しすぎても、あまり良い案が思い浮かびません。まずは、自分の思い描いた構想をひととおり書きます。最初のうちはブレインストーミングに近い形で思いついたものを全て書き出してみるという方法がおすすめです。どうしても行き詰まる場合は、他企業や好きなユーチューバーの動画を参考にするのもいいでしょう。

人はアウトプットすることで、少しずつ良いアイデアが思い浮かびます。他の担当者とも意見を交換すれば、よりスピード感を持って構成案をブラッシュアップすることができます。有名なユーチューバーでも、最初の動画から成功できる人はなかなかいません。あまり難しく考えず、少しずつノウハウを身につけましょう。

必ずしも最初から最後まで順番どおりに作らななくとも良い

構成案は、必ずしも導入から作らないといけないわけではありません。本論や結論から仕上げるといった方法もあります。特に結論は、動画の内容を全て集約する部分です。発想力や演出も多少は必要ですが、分かりやすく簡潔に整理することが重視されます。

導入部分が上手く作れない場合は、結論から構成表作成を進めてみましょう。大枠を完成させ流ことができれば、あとは導入と本論の見せ方を考えるのみです。こうした構成を作る仕事は他の業務でも活用できるため、ここで紹介したコツはぜひ押さえてください。

前回の動画の反省点を活かす

前回も動画を作成しているのであれば、その反省点を踏まえることが大切です。過去にYouTubeに投稿した動画があるなら再生回数やリーチ数、エンゲージメント率を確認しましょう。コメントが残っていたら、賛否問わず目を通しておくことをおすすめします。

また、YouTubeはGoogleアカウントの情報から動画を視聴した年齢層や性別も把握できます。もし、想定していたターゲット層と異なる人の反応率が良かった場合、次回以降はターゲットに合わせて表現の仕方を変え再考してもいいでしょう。

こうした細かい情報を残すためにも、構成案は必ず保管してください。

まとめ

構成表づくりは地道な作業を繰り返さなければなりませんが、動画の品質を高めるうえでは欠かせません。ここで紹介した内容を踏まえつつ、仲間と協力し合いながら手がけてください。投稿する予定の動画サイトについても詳しく分析し、必要があれば構成表にメモしておきましょう。

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